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益出し売りをこなして、金が高止まりしている背景
2016年03月08日 22時27分22秒 | 金市場
今週は10日木曜日に欧州中銀(ECB)の理事会が開かれる。
これを皮切りに来週の日銀の金融政策決定会合、FOMC(連邦公開市場委員会)と主要中銀の政策会合が続く。
ECBは2月のユーロ圏の消費者物価指数(CPI)が5ヵ月ぶりに前年同月比マイナスとなるマイナス0.2%(総合指数)になったことを受けて、追加緩和策を実行すると見られている。12月の追加策は市場の失望を買ったことから、前回に比べより積極的な策に打って出るのではとの見方もあるが、果たしてどうか。というのも、ここまで来るとさすがのドラギ総裁でも打つ手は限られていると思うのだが。マイナス金利幅の拡大(深化)と資産買い取りの増額が基本となって、あとは買い取り期間の延長と資産の範囲拡大程度だろうか。
しかし、2014年にマイナス金利を採用してやってきたにも関わらず物価上昇のマイナス圏入りは、原油の下落があるとはいえ、その効果に疑問が出るのも頷ける。ECBのデータでは、昨年11月の民間向け銀行融資は前年同月比1.2%増で4年ぶりの大幅増加となっているが、これはマイナス金利ゆえのものではなく、景気に少し明るさが出て資金需要が発生したものとされる。もともと不良債権(処理が終わってなくて)を抱える欧州の銀行は、貸し渋り傾向があるとされる。だからこそ、マイナス金利を導入したわけで、銀行にそういったものがない日本は環境が異なる。
今回は英紙FTも社説で「行動しないことのリスクが行動することのリスクを上回る」として、積極策に打って出ることを勧めているのだが、導入した後の効果が見ものだ。
ちなみに今回の理事会では、緩和策の拡大に反対のドイツは議決権を持っていない。次にドイツが議決権を持たないのは8月の会合となる。その間隙をぬって大胆な緩和策に打って出るのだろうか。それは、出口を遠くし、金融政策の限界を示すものにならないか。
そういえば、本日、日本国債10年物利回り、すなわち「長期金利」がマイナス0.1%となった。
先日起きたのが、国債入札の利回りのマイナス。日本国政府にカネを貸すと利息をもらうのではなく、取られる時代だ。
益出し売りをこなして、金が高止まりしている背景といえる。
今週の土曜日、以下の催しに出ます。ご参考までに。
「金相場がやってくる!? 【投資戦略フェア2016】
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=2011286400000
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● 親の心理解しない、子供たち”と言う所でしょうか。親(国家)が、国債ではなく
株や市中にお金を流せと言っている心が分からないのでしょう。
彼らが分かった時が、暴落の時期です。
● 慎重すぎる日本人の特徴でしょう。いつも高値で物を買わされるのです。
● さて予想通りの展開となっています。つまり日経225=17000円前後まで、略予想通り
上がった株価は一転して低下の一方です。
● 取敢えず、明日、10日のECBの金融緩和策にかかっていると言えます。余程のサプライズがないと
反転上昇は望めないでしょう。波の形から今日(3月9日)は確実に下がりますが、
10日の期待で上がった株は失望売りでまた下がると言う所でしょうか?
● 本格的上昇は、来週の日銀とFOMCにかかっていると予想します。
● 取敢えず当分の予想は、日経225=14000円、為替105円/ドル、金価格=1350~1400㌦/1㌉。
原油20ドル/㌭。当たるも八卦当たらぬも八卦。
益出し売りをこなして、金が高止まりしている背景
2016年03月08日 22時27分22秒 | 金市場
今週は10日木曜日に欧州中銀(ECB)の理事会が開かれる。
これを皮切りに来週の日銀の金融政策決定会合、FOMC(連邦公開市場委員会)と主要中銀の政策会合が続く。
ECBは2月のユーロ圏の消費者物価指数(CPI)が5ヵ月ぶりに前年同月比マイナスとなるマイナス0.2%(総合指数)になったことを受けて、追加緩和策を実行すると見られている。12月の追加策は市場の失望を買ったことから、前回に比べより積極的な策に打って出るのではとの見方もあるが、果たしてどうか。というのも、ここまで来るとさすがのドラギ総裁でも打つ手は限られていると思うのだが。マイナス金利幅の拡大(深化)と資産買い取りの増額が基本となって、あとは買い取り期間の延長と資産の範囲拡大程度だろうか。
しかし、2014年にマイナス金利を採用してやってきたにも関わらず物価上昇のマイナス圏入りは、原油の下落があるとはいえ、その効果に疑問が出るのも頷ける。ECBのデータでは、昨年11月の民間向け銀行融資は前年同月比1.2%増で4年ぶりの大幅増加となっているが、これはマイナス金利ゆえのものではなく、景気に少し明るさが出て資金需要が発生したものとされる。もともと不良債権(処理が終わってなくて)を抱える欧州の銀行は、貸し渋り傾向があるとされる。だからこそ、マイナス金利を導入したわけで、銀行にそういったものがない日本は環境が異なる。
今回は英紙FTも社説で「行動しないことのリスクが行動することのリスクを上回る」として、積極策に打って出ることを勧めているのだが、導入した後の効果が見ものだ。
ちなみに今回の理事会では、緩和策の拡大に反対のドイツは議決権を持っていない。次にドイツが議決権を持たないのは8月の会合となる。その間隙をぬって大胆な緩和策に打って出るのだろうか。それは、出口を遠くし、金融政策の限界を示すものにならないか。
そういえば、本日、日本国債10年物利回り、すなわち「長期金利」がマイナス0.1%となった。
先日起きたのが、国債入札の利回りのマイナス。日本国政府にカネを貸すと利息をもらうのではなく、取られる時代だ。
益出し売りをこなして、金が高止まりしている背景といえる。
今週の土曜日、以下の催しに出ます。ご参考までに。
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株や市中にお金を流せと言っている心が分からないのでしょう。
彼らが分かった時が、暴落の時期です。
● 慎重すぎる日本人の特徴でしょう。いつも高値で物を買わされるのです。
● さて予想通りの展開となっています。つまり日経225=17000円前後まで、略予想通り
上がった株価は一転して低下の一方です。
● 取敢えず、明日、10日のECBの金融緩和策にかかっていると言えます。余程のサプライズがないと
反転上昇は望めないでしょう。波の形から今日(3月9日)は確実に下がりますが、
10日の期待で上がった株は失望売りでまた下がると言う所でしょうか?
● 本格的上昇は、来週の日銀とFOMCにかかっていると予想します。
● 取敢えず当分の予想は、日経225=14000円、為替105円/ドル、金価格=1350~1400㌦/1㌉。
原油20ドル/㌭。当たるも八卦当たらぬも八卦。