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Channel: 歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学
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地政学的波動論・新思考の為の新波動論

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● 地政学的波動と言う言葉は勿論今まで聞いたことは有りません。もし波動が自然の法則
  と言うなら、宇宙のみならずや歴史や経済はその波動論でも語れることは、今まで
  書いてきました。それなら地政学もそれで語れるのではないのだろうか?

● 各国の体制を見るにつけて、地理学的にも位相差が感じられます。つまり波動を
  地政学=つまり地理的にも見る事が出来ると思われます。それには具体的に
  個々の国のの歴史的波動の位相・つまり、体制を分析する必要があります。

● 勿論サーカー氏の社会循環論に従って分析するのです。それには多くのかたの参加が
  望まれますが、私の知っている範囲内での各国の体制分析を中心にすれば、
  少しは足しになれると思います。

● つまり、今体制が略明らかな国を中心にすれば、その周囲も同じような体制があると言う
  前提です。例えば中国は1910年から武人の時代=武力で国家を支配する時代・独裁国家と言う事
  ですが、それに影響を受けている国々(朝鮮半島、ベトナム、タイ、ミャンマー等)も
  独裁国家≒武人国家と言う事です。体制群を形成すると言う事です。

● 勿論武人国家ではあっても、その時々の最も強い体制の国の影響を受ける為に、その体制に
  修正が加わります。それが私のいう擬態資本主義国家や擬態民主主義国家と言う
  新しい概念です。この様にして各国の体制を分析して見ようという事です。

● アジアに関しては不十分ながらも上記の様に分析してきましたが、勿論完全と言う事では
  ないので、今後も私も含めての多くの人の体制分析の研究が望まれます。

● ヨーロッパの各国の体制分析はまだ不十分ですが、その核として今私が知っている範囲での
  分析を述べてみたいと思います。勿論不完全ですから、今後修正の必要が出てくると
  思われます。

● 今までさんざん語ってきた、先輩資本主義国と言う国々ですが、勿論近代資本主義国家
  と言う概念です。それは英国から始まったという事は、歴史の定説と思われます。
  英国の資本主義の開始と、それ以前の絶対王朝との境目が、革命の様に断絶は
  はっきりとしませんが、18世紀中旬と思われます。一応1750年代とします。

● その後にUSAが独立戦争で英国の植民地から独立します。1776年ですので、USAの近代資本主義
  の開始ははその時と言う事問題はないでしょう。更に少し遅れて影響を受けて、
  1789年に仏の絶対王政≒知恵者の時代が倒され、仏革命が勃発します。

● つまりその時が、仏の近代資本主義時代の始まりと言えましょう。これらの国々は270年の
  体制理論からいえば、ほぼ同じ時代の資本主義国と言えます。
  つまり、これが先輩先進資本主義国と言う事です。

● 一方後輩資本主義国ですが、つまり日独伊ですが、1870年前後に相次いで体制が変わります。
  1868年は明治革命ですし、1871年は独が統一されたときです。こ独伊は地理上でよく見れば、
  ヨーロッパを中央で切るように並んでいます。この理論からいけばスウェーデンも
  後輩資本主義国と言えましょう。勿論歴史を分析する必要がありますが。

● 一方英国を中心にしての、USA,仏、オランダ、ベルギーなどは大西洋に向かっている
  大西洋ヨーロッパ海洋国家と言えますし、同時に先輩資本主義国と言えます。

● これに対して、経済的に遅れた東ヨーロッパ諸国は、資本主義国とは到底考えられません。
  多くの国がソ連の支配を受けたとはいえ、基本的にロシアと体制が同じと言えます。
  個々の国を分析したわけではないので、大雑把ですが、ソ連崩壊後は、
  1990年以降、知恵者の国≒絶対王政の国々と言えます。

● ロシアやウクライナ、その他の旧ソ連衛星国は、程度の差はありますが君主国家が
  殆どでしょう。つまり今後は絶対王朝としての顔が段々と明らかとなるという事です。

● そのロシアに接している国々は、東は中国であり、武人独裁国家と言えます。
  君主ではない武力での独裁と言う事です。共産中国は典型でしょう。

● 南はつまり、イスラム諸国は、知恵者の国々=絶対王朝の国々です。
  典型はサウジアラビアです。

● 地政学の波は、西の英国・先輩資本主義から ➡ 中央の独伊スウェーデン・後輩資本主義国 
  ➡ 東欧・ロシアの知恵者の国=絶対王朝 ➡ そして中共の武人独裁国家と続くわけです。

● さらに東へ行けば、日本・後輩資本主義国となるという事です。さらに東は勿論
  先輩資本主義国・USAと言う事になります。

● アフリカの北半分・とくにマグレブは、イスラムの影響を受けているので、知恵者の国々
  =絶対王朝の国と言えます。そのイスラムやアフリカを植民地にした先輩資本主義国は
  やがて来る崩壊に備えて、彼らのしっぺ返しを受けているという事でしょう。

● インドネシアは、イスラムの影響で、知恵者の国と思われます。中南米はその混乱から
  資本主義国ではないと言えますが、知恵者の時代か武人の国かどうかは
  知識が不足していて、何とも言えません。

● インドは英国の独立から始まって、ラビバトラ氏は資本主義国と言っていますが、
  私の分析はまだ不十分ですので何とも言えませんが、形からは資本主義国の
  初期段階と言えます。

● オーストラリアは、英国の植民地ですから、資本主義の末期と言えます。

● この様に、おおざっぱではあるが、体制の地政学的波が感じられます。その原因としては、
  地理的な移動の困難さ、つまり自然の障壁がもたらした体制の位相差と言えます。
  これをとりあえず、地政学的波動論と名付けましょう。

● その自然の障壁を乗り越えるのが、まさに地政学と言えましょう。人間の政治活動も
  所詮は、自然の齎す結果と言う事なのです。

● ここで宇宙と地球の自然と歴史と経済と体制とが、波動で結び付けられると言う事です。
  自然と歴史と政治・経済の統一理論がここで誕生したと言えるでしょう

  
   

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