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英国の崩壊の姿はどのようなものか?

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★ http://www.foreignaffairsj.co.jp/

引き籠もるイギリスと欧州連合
―― EUもイギリスも衰退する

Littler England
―― The United Kingdom's Retreat From Global Leadership

アナンド・メノン

キングス・カレッジ・ロンドン教授
(ヨーロッパ政治・外交)

 フォーリン・アフェアーズ リポート (2015年11月号掲載)

1962年、ディーン・アチソン米国務長官は、「帝国を失ったイギリスは、まだ新しい役割を見つけていない」と指摘したが、現在のイギリスは、国際問題への関与にさらに消極的になっている。イギリスはヨーロッパだけでなく世界全般から手を引きつつあり、一方で、経済的な利益のためなら、中国の立場に配慮して地政学的な原則さえ犠牲にしていると一部では考えられている。おそらくは2016年に実施されるEU脱退の是非を問う国民投票は、イギリスの「引きこもり」が今後も続くのかどうかを判断する重要な材料になるはずだ。投票では、イギリスのパワーを強化するのは、EUメンバーのイギリスかEUを離れたイギリスかが問われることになる。問題は現在のようにイギリスがEUにおけるリーダーシップをとることを躊躇し続ければ、EUはますます非効率的になり、イギリスではEU脱退論がますます強くなり、悪循環に陥ってしまうことだ。

小見出し

漂流するイギリスの自画像
内向きとなったイギリス社会
経済至上主義路線の弊害
EU脱退問題
イギリスの中国重視戦略?
より完全な連合を目指して

全文は2015年11月号に掲載>>

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● 年金老人が完全に引退するのは、時間の問題です。問題は死亡するときに=
  資本主義が崩壊する時にどのようなジタバタ劇が起こるかである。

● まずは借金の問題である。資産があると思っていたら実は借金だらけで、負債が
  多かったという事はよく見られる事です。中共以外にも多大なる借金を負って
  いるでしょうから、遺産相続人はそれをも相続するかどうかと言う事でしょう。

● 西欧では、革命や動乱などが起こって新しい時代になると、本当かどうかは
  定かではないですが、革命以前の負債は返済しないと記憶しています。
  資本主義的では、一般的に法的には払わなくても良いのですが、
  道義的に払うかどうかでしょう。

● 東洋の勃興を見れば、西欧の衰退は確実ですから、そもそも返すお金を造れるわけは
  ないのです。後継者は間違いなく返さないでしょう。と言うよりも暴落した
  英国の資産からは、貸した国は回収できないというのが正解でしょう。

● 日本の武人の時代(1333年鎌倉幕府滅亡から始まる戦国時代)を参考にすれば、
  ある程度はその混乱状態は想像できます。是非専門家にも想像して崩壊像を
  描いてもらいたいものです。親父=資本主義が死んだ時の相続争いです。

● 大西洋ヨーロッパ(英仏オランダ・ベルギー・スペイン等)は間違いなく資本主義が
  崩壊すると思われますから、初めに中央のいう事を聞かない、勢力が乱立すると
  言うのが想像できます。つまり、英国離脱から始まる、EUの分裂崩壊です。

● そして、お互いに相手に責任を転嫁させての非難合戦です。それにお金が絡めば悲惨な
  争いになる事は容易に想像できます。特に西欧の衰退を好機にテロを拡大する
  イスラム教徒を移民として入れたことに対する反省と非難合戦です。

● イスラム教徒に同情的なのは、勿論左翼ですから、右翼と左翼の戦いは、テロに比例して
  激しくなり、内戦・虐殺が起こる事は容易に想像できます。遺産相続は由緒ある
  家であればあるほど激しいものと予想できます。

● これが更に拡大して、西欧の王室同士の醜い争い、各国の右翼同士の争い、各国の
  左翼同士の争いに、イスラムが加わり、複雑怪奇な動乱が予想できます。

● それにまだ資本主義の寿命がある・中央ヨーロッパ(独イタリア・スカンジナビア半島の
  後輩資本主義国)が加わり、さらに複雑怪奇になると予想できます。正に西欧の
  黄昏に相応しい幕開けです。新100年戦争が起こるのです。

● 勿論、絶対王政時代のロシアや東ヨーロッパが加わり、西欧はさらに先行き予測の難しい
  大動乱へと向かうでしょう。その終息には・つまり100年戦争の後には、強力な
  武人・もしかしたら西欧の毛沢東が現れるかもしれません。

● もし西欧の毛沢東が現れたら、大西洋ヨーロッパの王室は、もちろんすべて崩壊するでしょう。
  ただでさえ、現在でも各国の王室の醜聞が聞こえます。日本の皇室を見下げるオランダ、
  いそいそと南京虐殺記念館に出かけるデンマーク、下半身問題が有名になった英国。

● お金や極左の醜聞が絶えないスペイン王室。武人がそのような世界を許すとは思えません。
  動乱期は、醜聞は更に劇的に増えて、国民の支持を失い、大西洋ヨーロッパの
  王室の大崩壊が予想できます。

● 要するに戦国時代は、勝つためには何でもありの、大情報戦を含めての大いなる混乱が
  予想できます。勿論ここでUSAを忘れてはいけませんが、しかし戦国時代とは
  前支配者のいう事を聞かない下剋上が時代精神ですから、西欧には
  USAの事は当分目に入らないでしょう。

● 遺産相続時や痴話喧嘩時は他人の意見は、耳には届かないのです。既に西欧はUSAのいう事を
  聞かず、最近は自分の頭で考えての行動が見られます。下半身が衰えた旦那の
  いう事は聞けないのです。今の欲望=国益が第一なのです。

● イギリスのユーロ脱退は、西欧の大混乱の手始めにしか過ぎないのです。
  ユーロ道連れは当然の現象でしょう。

● その西欧の衰退を虎視眈々と狙うは、世界の合言葉となるのです。第一には過去の復讐を
  遂げたいイスラム世界、豊かな西欧に嫉妬してきたロシアと東ヨーロッパ。
  そしていつもいじめられてきたUSA以外の南北アメリカ諸国。

● 勿論忘れてはいけないのは、中韓朝でしょう。この中韓朝の動向が日本の最大の
  地政学的リスクであることは、論を待ちません。韓国の共産主義化と
  中共への完全なる属国化。そして一体となって日本を襲う新元寇”
  勿論返り討ちに逢いますが・・。

● 衰退する英国と王室の危機は、明日の日本なのです。但し100年後ではあるが・・。
  既に日本でも皇室の醜聞が?出始めています。皇室を利用しての左右の
  戦いは既に始まっているのです。長い長い戦いが・・・。

● どろどろの離婚劇や遺産相続の醜い争いを、元の鞘に納めようなどとは、ユメユメ
  思わない事です。




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