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押せば引け・引かば押せ/米ロの代理戦争化する世界紛争地・内戦型世界大戦へ

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★ http://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/1d884e8a7d27b3c37776d464ee39ad2a

ロシア、カスピ海からクルーズミサイル発射

2015-10-08 00:32:55 | 欧州情勢複雑怪奇

ロシア国防相の発表によれば、ロシア海軍は昨夜カスピ海からシリア国内のISISの施設に向けてクルーズミサイルを発射、破壊に成功とのこと。

VIDEO: Russian warships strike ISIS positions in Syria
Published time: 7 Oct, 2015 12:51
Edited time: 7 Oct, 2015 14:31
https://www.rt.com/news/317883-russia-warship-attack-syria/


いや~、これはクリアなメッセージというべきじゃないっすかね。いろんな意味で。

戦術的にはこれまでのところではこんな大仕掛けのものは不要だけど、あえてやった意味はおそらくいくつかあるでしょう。
1.NATOに向けて、クルーズミサイルを正確に打ち込めるのはあんたらだけの特権ちゃいまっせ


2.影で動いているイスラム過激派を使ってロシア南部、中央アジアで騒動を起こそうとしているグループに対して、気づいてるぜ、無駄なことはもうやめろ


3.カスピ海は沿岸国の共有資産であって、お前らの支配下におかれるいわれはねー


2は、焦点はいつものようにコーカサスからチェチェンに入るという組でそこに目が行きがちだけど、おそらくイスラム過激派を使った長期的プランニングというものがあって、それに3がかかわっていた、と。

それはだいたいこんな感じじゃなかろうか。

シリアでアサドを倒す、
シリア弱体化に伴い弱体化するはずのイランを狙う
そこを「レジームチェンジ」で西側に向ける
シリア西部から中央アジア、すなわちアフガンの騒乱を誘発し、そのままロシア南部、中国西部へ

こういう感じで工作してたんじゃないっすかね。シリアでアサドを倒すってもう7、8年やってるしね。あと、そうであればきっと日本にもこのための工作員はいたはず。主に極東方面からの侵入拠点として。

しかし、イランとシリアをロシアがバックアップする形になったことで、この計画はともあれ停止、と。

つまり、カスピ海というのが非常に重要だったと思うわけで、そうなると、去年のあの出来事、私が去年最も重要な出来事の一つはこれだろうと一人で力説してたあれが俄然真実味を帯びて来た(当社比 ^^^;)

これこれ。2014年10月17日のエントリー。


グレートゲーム v.2.2:NATO、イランとロシアにカスピ海から締め出される


■ さよならウォルフォウィッツ・ドクトリン

さてみなさんどう感じているんだろうとZerohedgeを見たら、

プーチン、ウォルフォウィッツ・ドクトリンに終止符を打った

とあった。

Putin Has Just Put An End to the Wolfowitz Doctrine

http://www.zerohedge.com/news/2015-10-06/putin-has-just-put-end-wolfowitz-doctrine


これもなるほどだなと思う。イラク、リビア、シリアを倒すことに執念をもやす一団が確実にいるわけで、その首謀者たちは総じてこのドクトリンに縛られているからね。

まぁその、だからこそこれから汚くかつ危険なことになるのかもしれないが、しかし、こうやってあっさりと多くの人が、アメリカの支配層を縛り付けているドクトリンめいた妄想状態に気づいていることが日一日と明らかになっているという状況そのものは、もう覆せないだろうと思う。

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● 西欧の中東混乱戦略から始まる世界への内戦拡大戦略に、段々と誘導されるロシア。
  いらっしゃいいらっしゃい”と喜ぶ悪魔の姿が想像できます。

● 世界を混乱破壊する事により、新たなる投資先を求める世界支配層。言えば、
  破壊と再建にて西欧の投資先、新市場構築を目指す世界支配層。

● 金利の60年サイクルから見て、当分は金利は低いのは予測できます。つまり、今年の末に
  金利を上げても、すぐに来る2016年末の大暴落で、金利を再び下げざるを得ない
  =金利の失敗になる事は、コンドラチェフサイクルから予想できます。

● つまり、金利は2019年前後が最も低くなる事が予想できるという事です。2000年の暴落から
  始まる世界的大金融緩和は、そのはけ口を求めているのです。
  投資の為の市場です。国家の再建には、巨大な投資を必要とします。

● そのターゲットが、石油などの資源で多大のドルをため込んだ国々と言う事です。金価格から、
  そろそろ、その底が見えてきました。ドルでゴールド=1050㌦/㌉前後が見えてきました。
  つまり今年の末前後がそのターゲット時期と言う事でしょう。

● その後は資源の時代を迎えるという事です。資源によるその未来の収入が、国家再建の担保と
  言う事です。イスラムとロシアを含めた資源のある旧ソ連国と今までシコタマドルを
  ため込んだ中共もそのターゲットと言う事でしょう。

● 又どうしても資源価格を上げるには、戦争・内乱は欠かせません。その最終仕上げげの始まりが
  ロシアの参戦と言う事なのでしょう。それに刺激されて、中共も台湾併合を積極的にする
  可能性があります。その為の煙幕として最高なのは、尖閣であり南シナ海と言う事です。

● 巻き込まれたロシアも、戦争政策で国の経済的苦境から脱出しようという作戦なのでしょう。
  不景気の定番=戦争政策です。インフレはすぐには来ませんから、投資効果を高めるには、
  とうしても、破壊と再建が必要なのです。

● これで、2029~から始まる最後の大不況=恐慌と内戦型世界大戦の準備が出来た
  という事なのです。但し世界支配階級にとっての誤算は、今回の内戦型世界大戦の
  結果は、ブーメランとなって、先進資本主義国の大崩壊と内乱が、

● 彼らの世界にも波及するという事です。そして歴史的俯瞰の立場から見れば、イスラムと
  ハートランドに介入して、疲弊して資本主義は滅びた”
  と後世では言われるのでしょう。

● しかし、新しい世界戦国時代の勝者は、まだ見えていません。白か赤か、それとも引き分けか?
  それとも双方自滅による、ローマクラブの予言=人口の大削減が
  行われるのでしょうか?!   人類危うし!!!

● 日経平均は、2016年のピークに向かって、最後の離陸に入ったのでしょうか?




  


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