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『頻発するヘイトクライムの恐怖』
『日本政府(安倍晋三)が理想とする国の厳しい現実』
ブッシュ大統領が2001年の9・11事件を口実にして始めたイスラム過激派との永久に終わらない『対テロ戦争』では、アフガニスタンやイラクなど中東だけでは無くアメリカ国内でも治安確保を目的に『愛国法』などの激しい人権抑圧法案が次々可決され一般社会全体が一変する。
何故かセキュリティーを強化すればするほど治安が良くなるどことか逆に悪くなる。過激派テロの2倍の『ヘイトクライム』(hate crime、憎悪犯罪)がアメリカでは発生していたのである。
バイブルベルトのサウスカロライナ州チャールストンにある最も由緒有る黒人教会であるエマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会で白人至上主義者が銃が乱射し、説教していた牧師や州の上院議員を含む男女9人が死亡した事件では、全米ライフル教会(NRA)はツイッターで銃規制に賛成だった犠牲者の一人であるクレメンタ・C・ピンクニー上院議員を口汚く罵倒する。
インターネット上で、全米ライフル協会(NRA)のチャールズ・L・コットンは最悪のヘイトクライムの犠牲者で、聖職者のサウスカロライナ州上院議員に対して、
『もし彼が銃所持を認めていたら、教会にいた(ピンクニー氏を除くそれ以外の)8人は生きていただろうに。彼の政治的なスタンスのせいで、無実の人が亡くなった』と主張した。
全米ライフル協会(NRA)会長チャールトンヘストンは『銃が人を殺すのでは無い!人が人を殺すのだ!』と主張したが、NRAの公式な考え方では『銃を持った悪いやつらを止めるには、いい人間が銃を持つしかないのです』。(全米ライフル協会 ラピエール副会長)
学校での無差別銃撃事件に対しては『全米のすべての学校に銃と警官を配備することだ』と全米ライフル協会(NRA)ウェイン・ラピエール会長が記者会見で発表している。
普通の常識的な日本人から見れば一連の全米ライフル協会(NRA)の主張は狂気以外の何ものでもない。
ところが、実はNRAの学校や教会、個人の安全を『国家の安全』に少しだけ言葉を替えるだけで、今の安倍政権の平和法案の発想とNRAの発想が瓜二つであることに気がつくだろう。
アメリカという日本の唯一の同盟国の現状(行動原理)とは、実は丸々考え方がNRAの数々の狂気の暴言と同じだった。
それなら今の安倍晋三の平和法案の説明に日本人が納得しないのは当然だったのである。
(人口とほぼ同じ数の銃器が国内に溢れるアメリカと、対照的に国民の非武装が基本の日本が、日米同盟を唯一の根拠にして、世界中の血で血を洗う過酷な戦場でヒフティヒフティで行動するなど考えるだけでも無茶苦茶である)
『違法薬物(麻薬)が違法でないアメリカ』
『麻薬汚染のアメリカ人を幹部に取り立てた世界企業トヨタの不見識』
世界最大の販売台数を誇るトヨタが宣伝広報の常務に任命したばかりのアメリカ人の麻薬密輸が発覚して逮捕されるが、(州段階では大麻が合法化されているアメリカ基準なら当然かもしれないが)通常なら即座に謝る『日本企業』としては解任も謝罪も遅すぎる。トヨタは悪しきグローバルスタンダード(アメリカ基準)に中枢部が毒されているのだろうか。
トヨタのジュリー・ハンプ常務役員(55)が麻薬取締法違反で逮捕されたのが6月18日、トヨタがハンプ容疑者の辞任を発表したのが7月1日。なんと2週間もかかっている。
我が日本国では麻薬の常習に対する社会的責任はとんでもなく重い。発覚すれば一つの例外も無く一般社会からの追放は免れないのである。
ところが国民全員が丸腰の安全な日本とは大違いで、個人の武装を憲法で保障するアメリカの発想は日本人的に見れば『狂気』以外の何ものでも無い。
数字で見るアメリカの現状ですが、銃器の氾濫以上に麻薬の氾濫があまりにも恐ろしい。
2015年7月03日新潮社フォーサイトの『トヨタ役員逮捕「オキシコドン」報道に対する米国での反応』で2007年からボストン在住でハーバード大学で研究している大西睦子医師が示す現実のアメリカの麻薬汚染の実態は凄まじい。
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● この人は、理想とする自分の考えと、USAとが著しく異なり、日本がUSAと同盟国なのが
気に入らないようである。この方も自分の好みの様に世界が変わるべきと思っている
ピント外れの人間である。
● 個人の理想の様に日本社会、韓国、中国、チベット、ウクライナ、ギリシア、中東が変われは
誰も苦労しないし、警官もいらないし、軍隊もいらないのです。戦争も起こりません。
今は西欧さえもテロが吹き荒れているのです。
● 理想通りに行かないからこそ問題なのです。理想は現実ではないし、未来でもないのです。
だからこそ現実に対応する必要があるのです。警官がいない世界が理想という
ような、妄想の世界に生きている住人のようなものです。
● この人をISISの軍隊の前に連れていき、説教で彼らをコントロールするように、彼に
お願いするのはいいかもしれません。1秒で自らの愚かさを自覚するでしょう。
● 何故世界が段々と混乱の世界に入っているのが見えないのでしょう。誰が原因かは
論争の種にすぎないのです。問題なのは世界が変わりつつあるという事です。
● 理想主義者の阿保達のいうような、妄想の世界と逆に進んでいる事なのです。
幼児ではないのですから、変化しつつある現実はしっかり見つめましょう。
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