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トヨタ工場、毎月査定し翌月反映…給与5万増減 よみうりしんぶん
2015年6月6日(土)14時12分配信 読売新聞
トヨタ自動車は、工場で勤務する従業員の働きぶりを毎月査定し、翌月の給与に反映する新たな賃金制度を導入する方針を固めた。
❶ 従業員の意欲を高めるのが狙いで、❷ 給与は最大で5万円増減する。すでに労働組合に賃金制度の改正案を提示しており、合意できれば来年7月から賃金に反映させていく。
新たな賃金制度では、❸ 係長級の上司が、「規律性」「協調性」「積極性」「責任性」の4項目を毎月評価し、新設する「技能発揮給」に反映される。
技能発揮給の基準額は7万円で、査定により10万~5万円の範囲で変動する。定年後の再雇用者にも適用される。
一方で、年齢や勤続年数に応じて支給する割合は減らすため、❹ 社員給与の総額は大きく変わらない見通しだ。
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● 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響き有り。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕す。
奢れる人も久しからず、只春の夜の夢の如し。猛き者も終には亡ぬ。
● 円安で史上空前の利益となった事を、逆に勝って兜の尾を引き締める理由にしたのでしょう。
兜を被っているのは、馬車馬ではなく、殿であることが分かっていない。
下々は兜も買えないのです。
● 確かに、下々は馬車馬であるが、知恵を持った動物であるという事を忘れています。
そのうえ、海外勢の人材引き抜き、同じ会社の内輪喧嘩などが重なれば、
そのような制度は長くは続かないでしょう。
● 何よりも、動物特に人生を楽しみたい人間は、息抜きが必要なのです。その息抜きの時に
減額されるのでは、息抜きも出来ません。正に倒れるまで働くしかないのです。
● 上司の評価を気にしながらの仕事は、そのうち奴隷の反乱を招くことは、歴史が証明して
います。社員給与の総額は変わらないとのことは、飴は増えずに鞭のみ増えると
いう事と同じですから、天下のトヨタの社員とはいえ、不満も溜まるでしょう。
● 今から時代は大変化の時代に入るのです。
❶ 東西文明の移行、
❷ 西欧の没落と武人時代への移行、歴史のカタストロフィー、第三次大戦。
❸ 円安の定着、今後少し円高となるが、基本的に2029年までは円安と思われます。
❹ 日本の大繁栄と人材の不足と移民の時代の到来。
❺ 新しい自動車の登場。電気自動車、水素燃料車等。
● これらすべてが、トヨタの繁栄を後押しするものではないのです。円安基調で儲かっているのに、
鞭のみではいけません。飴は何処にあるのです。善良なる上司≒評価者を期待して
いるなら、甘いというものです。上司も人間です。好き嫌いで動きます。
● 人材不足≒労働者不足の今後は、移民労働の問題や、引き抜き合戦等の問題をも生まれます。
他社に逃げられないようにしなくてはいけないのです。5万円の増減は下々の
者には大変なことです。だからこそ慎重さが望まれるのです。
● 上司の目を気にして毎日の緊張に耐えられなくなり、辞める人もたくさん出てくるでしょう。
5万円よりも、精神的満足のある職場を望むものはたくさんいるのです。
機械も人間も”遊びは”大切です。
● 今後起こりうる、先進資本主義の大崩壊と武人化への移行は、市場経済が機能しない国が
増えるという事です。政治的判断で車が選ばれるケースが増えるでしょう。
● また新しい技術革新の時代・特に電池の進歩による電気自動車などの車が主流になれば
鞭打たれる馬車馬だけではやっていけないのです。
● 新しい乗り物が誕生しているのに、それと競争しようとして、馬のみに負担をかけて鞭を
多用するのは、そのうちに馬も死に、蹄鉄もいらなくなり、馬車も不要になり、
馬車工場もいらなくなります。
● 歴史のカタストロフィーや、明日の変化についていくには、工場のみでなく、新しい技術革新の領域に
多大な投資と人材を、今のうちから確保することが大切なのです。今は鞭の時ではなく
未来の為の人材確保の時期なのです。
● 又は大きくなりすぎた会社を、分社化して、会社同士を競わせるのも良いでしょう。
大変化の時代に合わせて、次代の為の種をたくさん播くのが必要なのです。
老いた馬=古い工場システムに鞭打ってどうするのです。