★ http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201505/Scialabba.htm
米エリート大学の嘆かわしい現実
―― 失われた人間教育と格差の拡大
Class and the Classroom
―― How Elite Universities Are Hurting America
ジョージ・シアラバ 文芸評論家
フォーリン・アフェアーズ リポート 2015年5月号
アメリカのエリート大学は若者に教養と規律を与える場ではなくなっている。大学は学部生を教える仕事を薄給の非常勤講師に任せる一方で、学生とはほとんど接することのない著名な研究者をリクルートすることに血道をあげている。経験が豊かで献身的な教員の指導のもとで、学生たちがさまざまな概念について意見を交換し、人生の目的を考え、それまで常識と考えてきたことに疑いを抱くような経験をさせるという役割はもはや重視されていない。親にも問題がある。
いまや十代あるいはそれ未満の子供時代でさえ、名門大学に入るための激しい競争のなかにいる。・・・完璧な経歴づくりは、プレスクール選びから始まり、小中学校を通じて続く。これらが社会格差を増大させ、コミュニティ意識を希薄化させている。この歪んだ構造が教育上の問題だけでなく、政治・社会問題も作り出している。
小見出し
目的を見失った大学
本当に人生への投資になるか
実利主義と格差の拡大
教育と格差
全文は2015年5月号に掲載>>
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● 安倍総理は、精いっぱいのヨイショを行いました。勿論日本の為であり、彼も実際
若い時にはそう感じたのでしょう。親分の過去の栄光を称える次代の後継者の名演説は
歴史に残る最高の褒め殺しです。
● 現実は安倍総理のいった、実力主義とは関係のない経歴主義の世界へと、USAは
変身つつあるのです。独裁官僚となり・武人となり国民を収奪するには、
国民の為になる・本物の実力はいらないのでしょう。
● ヒラメの様に、上を見て命令を聞き、コミュニティと疎遠になり、冷酷に支配するには
むしろ必要な経歴です。肩書きこそが人生の成功をもたらすのです。そうです、
今の中国のような一部のエリートによる独裁には必要な教育と肩書です。
● 彼らも自国の変化に気づているのでしょう。安倍総理が言うまでもなく歴史の流れは酷いものです。
個人では対処が出来ないものなのです。ただひたすら現実に適応するしかないのです。
親の要求に沿い、社会の要求に沿い、生き延びる事を目指した結果が
今の大学と言う事です。
● 正に歪んだ教育が、明日の武人の時代の現実を表しているのです。だからこそ希望と言う
名の貴方に会いたくてUSAに臨んだ安倍総理は、正に希望を追い求めてさ迷っている
彼らの心に響いたのです。ただ一人日本のみが希望を語ってくれたのです。
● 死の恐れに慄く老人には、死後の天国と言う希望”が必要なのです。