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元米国務長官:ロシアをNATOへ招くべきだった 2015年04月06日 17:44
元米国務長官のジェームズ·ベーカー氏は、CNNテレビのインタビューで、米国は冷戦終結直後に、ロシアを北大西洋条約機構(NATO)へ招くべきだったとの考えを表した。
ベーカー氏は、米国はロシアに対して非生産的な政策を実施していると指摘し、米国は、ウクライナで起こったような出来事の進展を避けるために、加盟国領内の安全保障に取り組んでいるNATOへロシアを招いて、「自分のチームにロシアを加える」必要があるとの考えを表している。
ベーカー氏はCNNのインタビューで、「我々と我々の西欧の同盟国は、ロシアを国際社会へ戻す方法を見つける必要がある。冷戦とソ連崩壊後に、私たちは、ロシアのNATO加盟を可能とする方法を見つけるべきだった。NATOは政治同盟であると同時に安全分野における同盟でもある。そして、『マーシャル・プラン』を使うのではなく、私たちが第二次世界大戦後にドイツと日本に対して行ったような方法で、ロシアに提案する必要がある。共同体へ参加させ、チームに加えることだ。しかし、これは行われなかった」と述べた。
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● 歴史にて、IFを検討することは大切ですが、しかし歴史の流れが見えなければ無意味である。
この発言から見える事は、西欧が≒正確には近代資本主義の親玉がロシアを何故
虐めるかがわかっていないという事です。つまり経済問題に疎いという事です。
● 背景を箇条書きにすれば、
❶ ロシアの時代が愛国者のプーチンを望んだのです。ロシアの時代とは、武人の時代≒共産主義が
崩壊後のロシアの運命は君主の時代であり、決して資本主義にはならないという事です。
江戸時代のような、賢帝が国家を独占的に支配する時代を言います。
❶ エリチィンの時代の混乱は、時代の転換期における正に混乱であり、一時的なものなのです。
ロシアのその後が示しているように、オルガルヒ=財閥・富裕者の政治への関与は、
君主が許さないのです。つまり、近代資本主義には絶対ならないという事です。
❶ 実際ほとんどの、ユダヤ系の新興財閥は、プーチン・君主に抑えられました。暗殺・投獄・追放等
によって、国家の資産はほとんどロシアの愛国者に取り戻されているのです。
❶ エリチィン時代に民営化で、多くの資産をただ同然の値段で手に入れたユダヤ資本はロシアから
追放されたのです。それに怒ってロシア虐めをしているのです。ロシアが資本主義になり、
民営化を進めると誤解したユダヤ資本の当てが外れて怒っているのです。
❶ 従ってNATOに招いても、時代の流れは国を愛する愛国者の君主が支配する時代ですから、企業家が
国を支配する=資本主義の様に支配するのは出来ないのです。それは中共の共産党が国を
支配している事に似ています。すべては共産党の意思次第なのと似ています。
❶ 民営化という、外国が甘い汁を吸うシステムにはならないという事なのです。
❶ 今世界で起こっている動乱は、資本主義でない国が、資本主義の親玉を儲けさせる
民営化を拒否する事から派生している動乱・戦争なのです。
❶ ロシアも中東も君主の国で、基本的に民営化を拒絶する体制なのです。つまり、民営化で
国際金融機関を儲けさせない事から派生する虐めなのです。それが読めないと
歴史の流れが読めないのです。
❶ 西欧がありもしない慰安婦問題や南京虐殺などで、日本虐めをするのは、とりあえずの彼らの
目的は、TPPなのです。勿論永遠に貢君にすることも含まれますが。
利益や利権と言う構造が見えないと歴史の流れは見えないのです。
❶ マルクスも言ったではありませんか! 経済構造の上に政治構造が有ると。それは不可分なのです。