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★ http://www.sankei.com/west/news/141016/wst1410160005-n1.html
【新戦力はベトナム人(上)】
中国リスク避けシフト…「親日」「勤勉」が魅力、経営幹部は日本で育てる
ベトナム人社員を指導する中農製作所の西島大輔社長(左)=大阪府東大阪市(勝田康三撮影)
日本国内でベトナム人を雇用し、日本流のビジネス感覚を学ばせた上で、現地幹部としてベトナムに送り出す大阪の中小企業が増えているという。日本国内の労働力不足を補うだけでなく、事業拡大のための本格的な海外進出につながる一石二鳥の試み。苦しむ中小企業の活性化の“妙手”となるか。(勝田康三)
研修生を正社員雇用し、現地へ送り込む
ベトナム人エンジニアら正社員8人を雇用する大阪府東大阪市の精密部品メーカー「中(なか)農(の)製作所」は今年5月、ベトナム人2人を派遣し、南部のホーチミン市に駐在事務所を立ち上げた。同社は自動車のエンジン部品や油圧機器のシリンダーなど精密部品を製造し、三菱重工業やヤンマー農機製造などに納入している。
大手企業が海外進出すれば、中小企業もその現地に進出するケースは多い。部品調達が現地で行えれば必然的に取引量が増えるからだ。中農製作所がベトナムに進出したのは、こうした国内の取引先がベトナムに進出したためだ。
同社は平成16年に初めてベトナム人4人を研修生として受け入れた。受け入れ当初は、日本人から敬遠されがちな部品加工などの単純作業が主な仕事だったが、研修生のベトナム人は真面目にこれをこなした。期間は3年間。計8人を受け入れた。
仕事も正確で、生産性の向上にもつながったといい、西島大輔社長(35)は「研修期間を終えて全員が帰国したが、何かもったいない」と感じた。そこで研修後も滞在が可能な方法でもある「外国人労働者受け入れ制度」活用を考えた。この制度を利用すれば研修生ではなく、エンジニアの資格を持ったベトナム人を雇用できる。そして20年には面接の末に4人を雇用した。
西島社長は「意欲があり、日本に永住したい、帰国して経営者になりたいと将来の設計が明確だったので採用を決断した」。同社にとって自社工場での就労のため雇用したベトナム人が、逆に現地派遣の切り札となる構想はここから生まれた。
商談の早さで他社をリードできる…
「言葉や文化、商習慣の壁を越えて商談が早くなる。そこで他社を一歩リードできる」
西島社長はベトナム人社員の派遣メリットについてこう話すが、確かに、日本式の仕事の経験を積めば、現地では、本社の姿勢を理解しつつビジネスを展開できる。つまり即戦力として活用できる。
同社のベトナム人は現在、全社員45人のうち、アルバイト2人を含む10人が在籍している。今年5月に現地事務所を開設した際、その責任者として白羽の矢が立ったのが、ホー・ダン・ナムさん(32)とグェン・コン・リーさん(29)の2人。ナムさんは高い技術とリーダーシップ、一方のリーさんは温厚で社交性が評価された。
当面は現地企業に依頼した加工品を日本に輸入し国内で販売する手法をとって利益を出し、1年後には自社工場を操業させ、直接ベトナムや中国、タイに進出した日本企業の工場に出荷する計画だが、西島社長の寄せる期待は高い。
「チャイナ・プラス・ワン」という効果
中小企業が、ベトナムなどの東南アジアを目指すには、あるひとつの理由がある。いわゆる「チャイナ・プラス・ワン」がそれだ。製造拠点が中国に集中することによって抱えるリスクを回避するために、中国以外に分散投資をする戦略のことだ。
同じく中堅企業で、平成18年創業の金型製造会社「テクノグローバル」(大阪府八尾市)は、すでにホーチミン市に現地法人を設立し、10月には生産工場を操業する。
高田弘之社長(53)によると、同社は22年に中国進出をうかがったが、強い反日感情と上昇し続ける人件費などから断念。台湾や韓国、タイやミャンマーなども検討し、最終的にベトナムに絞った。
初期投資は約1千万円。小型の金型パーツを製造し日本へ輸入する予定だ。ベトナム側も日本企業からの技術習得と雇用創出のチャンスとみており、協力的だといい、テクノ社は地元大学から5人を採用。ベトナム人社員の人脈で、ベトナム政府も許認可手続きをスムーズに進めてくれたという。
高田社長は「現地で本格的に動き出して2カ月ほどで準備が整った。ベトナム人の勤勉さと親日が、速度を上げた」とみている。
外国人を教育し低コストで現地進出を目指し、軌道に乗れば事業を拡大する。中農製作所やテクノグローバルの試みは、中小企業が海外進出によって事業拡大を図る“妙手”となる可能性を秘めている。
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● 以前にブログで、東南アジアは親日的だと書いたところ、ベトナムはそうでもないと
書いた読者がいました。上記の様に親日的であることは昔から分かっている事です。
特に最近は中国との対抗上から、日本に歩み寄っていることもありますから、
当分は事はスムーズに運ぶと思われます。早い者勝ちでしょう。
● 小国なのに、仏と世界最強のUSAの侵略から独立を果たしたことは、彼らの大きな大きな
自信と誇りにつながりますから、このような真摯な人や国家は貴重です。
● 嘘とねつ造で他国を貶めたり、ゆすりタカリや陰謀などをする必要性は、彼らには
少ないでしょう。悪徳国家の繁栄を終わらせるためにも、このような国は
経済的のみならず、政治的にも、人類の進歩の為にも重要です。
● 経済的な結びつきが強くなれば、かの国からの大量移民も考慮に入れるべきです。
● 正しリスクは有りますから、常にそれを考慮に入れる事です。国民というよりも
国家のあり方≒共産党一党独裁が問題になります。中国と同じ武人の時代と
思われますので、その官僚制と不自由さはそのうち段々と明らかになると
思われます。国民も暴力を行使しうる体質であることは、中国との
緊張時に暴動と死者が出たことから分かります。
● 戦国武将と付き合うつもりの真摯な態度が必要でしょうし、又共産党への人脈も必要でしょう。
その意味での早いもの勝ちなのです。彼らがある程度自信がつけば、企業への抑圧が
起こり得る事は、一党独裁であることから、今後は当然予想されることです。
● それを知りつつ、付き合う事が望まれます。特に現地に派遣する職員の異性関係には注意が
必要です。一党独裁の共産主義国家という事を忘れてはいけません。西欧の様に、
ホモ・レズや自由恋愛が自由と錯覚してはいけません。
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