【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州のクオモ知事は17日の記者会見で、ニューヨーク市の今年の殺人件数が前年同期比で29%、銃撃件数は同79%増えたと述べ「毎日のように人が撃たれている」と危機感を表明した。日本企業の駐在事務所が多いマンハッタンでも銃撃は54%増となっている。
トランプ大統領は16日にツイッターで「市長が改善できなければ連邦政府がやる」と介入を示唆。同市を含めた大都市の治安悪化は大統領選を控え政治的争点にも浮上している。
地元テレビ「NY1」によると、15~16日の週末には市内で39件の銃撃事件があり6人が死亡、51人が負傷した。