「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和弐年(2020)2月6日(木曜日)
通巻6359号
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アイオワ州予備選。ブティジェッジが一位とは、何かタチの悪い冗談?
民主党がここまでしらけきっていたとは?
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2月4日から5日にかけての米国の動きは記憶に留めておくべきかも知れない。
第一にトランプ大統領弾劾は正式に葬られた。民主党の自爆テロだった。もともとがでっち上げ左翼の陰謀的なキャンペーンだったのだから。
第二に上下両院でトランプ大統領の施政方針演説があったが、ペロシ下院議長は壇上で演説草稿を破り捨てるというモラル上問題の多いパフォーマンスを行って、国民から失笑と買った。
第三はアイオア州から始まった大統領予備選挙で、同性愛の泡沫候補ブティジェッジが一位に飛び出すというハプニング。本命バイデンは四位に陥落という体たらくだった。
ブティジェッジ支持は、選挙戦術を小さな州に集中した結果である。
一点突破、全面展開という戦争の無謀はやり方である。つまり同性愛集団は全米に動員をかけて、資金も集中し、予備選の緒線をメディア向けに華々しく、政治宣伝の場として活用したためだ。
だからこのような椿事の出来があったが、しかしブティジェッジが現象は、つぎのニューハンプシューで消える。
問題はバイデンだ。本命候補がこの無惨な票数(四位)では、おそらく本番までに資金の息切れが始まり、スーパーチューズディ前後に撤退という事態に追い込まれる可能性がある。いやそう踏んでいるからこそ、ブルームバーグが静かに浸透作戦を開始し、スタッフと選対プロを新たに雇用し、800名体制とした。
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