「15兆円のマイナス財政政策」を毎年続ける安倍内閣に、「デフレ脱却」は絶対無理である。
From:
藤井聡(「新」経世済民新聞メルマガ)
2019/12/4, Wed 11:37
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安倍内閣で長年経済産業大臣を担当した、世耕弘成氏が、つい先日、「第2の矢だけは1回もちゃんと打ったことがない」
元産経新聞「正論」編集長
上島嘉郎著
「反日メディアの正体
〜戦後日本に埋め込まれた
「GHQ洗脳装置」の闇」
が無料で手に入るのは
12月4日(水)の23:59までです、、、
>今すぐこちらから手に入れるhttps://kamijimayoshiro.jp/KJAM/house/
■□━━━━━━━━━━━━━━━━□■
『三橋貴明の「新」経世済民新聞』
2019年12月4日
「15兆円のマイナス財政政策」を
毎年続ける安倍内閣に、
「デフレ脱却」は絶対無理である。
From 藤井聡
@京都大学大学院教授
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※配信解除は、最下部でできます。
安倍内閣で長年経済産業大臣を担当した、
世耕弘成氏が、つい先日、
「第2の矢だけは1回もちゃんと打ったことがない」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-19/Q17CB3DWLU6G01 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-19/Q17CB3DWLU6G01
と言明しました。
まさにそれはその通りなのですが・・・
経済財政諮問会議の重要構成メンバーであった
元経産大臣の発言だということで、
筆者は、我が耳を疑うほどに驚きました。
なにしろ、安倍内閣の2013年頃からの公式的な見解は、
「第一の矢(金融政策)と第二の矢(財政政策)は
もう十分に撃ったのだから、
これからは、第三の矢(構造政策)だ!」
というものだったからです!
筆者は、この公式見解に大きな違和感を持ち、
「第三の矢=構造政策をやる前に
財政政策を徹底的に進めねばならないじゃないか!」
という事を、事あるごとに様々な方々に強調し続けたのですが、
政府関係者の空気は皆、
「もう第二の矢は撃たない。なぜなら、十分撃ったから。
これからは第三の矢なんだよ」
・・・というものでした。
この「十分撃ったから」というのは、
2013年の10兆円の補正予算を意味していました。
が、これでは全く不十分なのです。
というか、その直後の14年4月に
消費税を3%に上げたわけですから、
13年の10兆円補正予算の効果は、
その増税で完全に相殺されてしまいました。
したがって、実質的に、(世耕氏が言うように)
何も撃たなかったのと同じ状況になったのです。
・・・
筆者は、政府関係者のこうした態度に、
長年忸怩たる思いを積み重ねてきたのですが、
何をどういっても政府の公式見解も、
その緊縮的な振る舞いは、
何も変わることはありませんでした。
その最大の証拠が、
今年の9月の
消費税率10%への増税です。
これを通して、
安倍内閣は、もともと5%だった消費税を、
さらに5%増税したわけです。
5%の消費増税ということは、
おおよそ15兆円に相当します。
ということは、これまで安倍内閣は、口では、
「第二の矢はもう十分撃った!」
と言い募りながら、
第二の矢なぞまともに撃ないどころか、
「15兆円もの大量の貨幣を国民から吸い上げる
マイナス財政政策」
を
「毎年毎年撃ち続けることにした」
ということになります。
何という恐るべき、言行不一致でしょうか。
一方で、政府は、
(やったところでデフレを悪化させるだけの)
第三の矢=構造政策の断行に勤しんできたのです。
そもそも、「第一の矢」は日銀の仕事で、
内閣の直接の仕事ではありませんから、
政府がこれまでやってきた仕事は、
結局、構造政策一本だった
というわけです。
本当に悔しい話ですが、
結局、安倍内閣の7年間の仕事は、
・マイナス財政政策を行う
・構造改革を行う
という、ただ単にデフレ脱却を加速する
取り組み「だけ」だったのです。
そしてその結果がこれです・・・。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265626 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265626
こんな状況下で、
たかだか一発だけ、
増税で吸い上げた15兆円の三分の二に過ぎない
10兆円の補正予算を撃ったところで、
デフレ脱却が果たせることなど
万に一つもないのです。
安倍内閣におけるデフレ脱却の夢は、
見事に潰れたわけです。
無念、という他ありません・・・。
追伸:
安倍内閣が断行した10%消費税で、我が国日本は非常に厳しい状況に立たされることになりました。これからますます、正当なる言論活動が求められることになります。是非、下記もご購読お願いします。
https://foomii.com/00178
/// 事務局より ///
元産経新聞「正論」編集長
上島嘉郎著
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2019年12月4日
「15兆円のマイナス財政政策」を
毎年続ける安倍内閣に、
「デフレ脱却」は絶対無理である。
From 藤井聡
@京都大学大学院教授
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世耕弘成氏が、つい先日、
「第2の矢だけは1回もちゃんと打ったことがない」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-19/Q17CB3DWLU6G01 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-19/Q17CB3DWLU6G01
と言明しました。
まさにそれはその通りなのですが・・・
経済財政諮問会議の重要構成メンバーであった
元経産大臣の発言だということで、
筆者は、我が耳を疑うほどに驚きました。
なにしろ、安倍内閣の2013年頃からの公式的な見解は、
「第一の矢(金融政策)と第二の矢(財政政策)は
もう十分に撃ったのだから、
これからは、第三の矢(構造政策)だ!」
というものだったからです!
筆者は、この公式見解に大きな違和感を持ち、
「第三の矢=構造政策をやる前に
財政政策を徹底的に進めねばならないじゃないか!」
という事を、事あるごとに様々な方々に強調し続けたのですが、
政府関係者の空気は皆、
「もう第二の矢は撃たない。なぜなら、十分撃ったから。
これからは第三の矢なんだよ」
・・・というものでした。
この「十分撃ったから」というのは、
2013年の10兆円の補正予算を意味していました。
が、これでは全く不十分なのです。
というか、その直後の14年4月に
消費税を3%に上げたわけですから、
13年の10兆円補正予算の効果は、
その増税で完全に相殺されてしまいました。
したがって、実質的に、(世耕氏が言うように)
何も撃たなかったのと同じ状況になったのです。
・・・
筆者は、政府関係者のこうした態度に、
長年忸怩たる思いを積み重ねてきたのですが、
何をどういっても政府の公式見解も、
その緊縮的な振る舞いは、
何も変わることはありませんでした。
その最大の証拠が、
今年の9月の
消費税率10%への増税です。
これを通して、
安倍内閣は、もともと5%だった消費税を、
さらに5%増税したわけです。
5%の消費増税ということは、
おおよそ15兆円に相当します。
ということは、これまで安倍内閣は、口では、
「第二の矢はもう十分撃った!」
と言い募りながら、
第二の矢なぞまともに撃ないどころか、
「15兆円もの大量の貨幣を国民から吸い上げる
マイナス財政政策」
を
「毎年毎年撃ち続けることにした」
ということになります。
何という恐るべき、言行不一致でしょうか。
一方で、政府は、
(やったところでデフレを悪化させるだけの)
第三の矢=構造政策の断行に勤しんできたのです。
そもそも、「第一の矢」は日銀の仕事で、
内閣の直接の仕事ではありませんから、
政府がこれまでやってきた仕事は、
結局、構造政策一本だった
というわけです。
本当に悔しい話ですが、
結局、安倍内閣の7年間の仕事は、
・マイナス財政政策を行う
・構造改革を行う
という、ただ単にデフレ脱却を加速する
取り組み「だけ」だったのです。
そしてその結果がこれです・・・。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265626 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265626
こんな状況下で、
たかだか一発だけ、
増税で吸い上げた15兆円の三分の二に過ぎない
10兆円の補正予算を撃ったところで、
デフレ脱却が果たせることなど
万に一つもないのです。
安倍内閣におけるデフレ脱却の夢は、
見事に潰れたわけです。
無念、という他ありません・・・。
追伸:
安倍内閣が断行した10%消費税で、我が国日本は非常に厳しい状況に立たされることになりました。これからますます、正当なる言論活動が求められることになります。是非、下記もご購読お願いします。
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/// 事務局より ///
元産経新聞「正論」編集長
上島嘉郎著
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