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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)11月16日(土曜日)
通巻第6277号
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習近平の国賓来日を歓迎しない雰囲気がでてきた
中国、先手を打って北大教授を「解放」。
人質カードだったことが分かる
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ゲーム感覚で言うと、劣勢になると規則違反をやる。
使い果たしたカードを補うには、新カードを突如駆使する。それが日本人教授を理由もなく拘束し、人質カードとする遣り方だ。
突然、とてつもないイチャモンをつけて劣勢を恢復する。この遣り方は山賊、匪賊特有のルール違反。
なにしろ法治のない国のトップが香港政庁に対して「法治」を守るために抗議活動を規制せよと「法治」遵守をいうのだから、あべこべである。
事実上の人質だった北大教授を「解放」して、恩を売るカードを切った。相手からそれなりの見返りか譲歩を引き出したに違いない。
永田町でも、ようやく中国批判が表面化した。
中国共産党の国民監視、インターネットやツィッターの操作などによって、ウィグル民族の弾圧、チベット問題、そして台湾への軍事的威嚇から、香港への規制強化命令等々。こんな国のトップを日本は「国賓」として招待しようとしているのだから、政財界ならびに外務省において、退潮気味だった「親中派」の見えないパワーが、日本の指導層に依然として浸透している事態の深刻さを示す。
もし習近平の国賓来日が実現すれば、つぎに中国が当然のように要求するのは天皇訪中である。法治を踏みにじる国に、天皇訪中はあってはならないことだろう。
□△○み△□△○や△△○ざ◎△□○き□△□