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フェイクは戦士戦国時代の基本。頭頂から趾先まで・全てフェイク。信じる人がおかしい。

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)10月19日(土曜日)弐
         通算第6243号  
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 「もっと正直に言えよ」。中国GDP成長(19年第三四半期)が6・1%?
   何を基準にまだGDPがプラス成長だと言い張っているのだろう
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 中国のGDP成長はとうにマイナスに落下している。その真実を誤魔化すために、適当な数値をでっち上げ、裏付けのないデータを示して2019年第三四半期は6・1%成長だと公言した。

 街に大量の失業者が溢れ、鉄や石炭城下町が廃墟と化しているのに?
 各地にゴーストタウン、三十万都市、五十万都市が造成され居住者がおらず、ゴーストシティ。いずれ中国は「ゴースト・チャイナ」となるだろう。

 中国国家統計局というフェイク数字を作文する部署がある。
 直近の発表で「2019年第三四半期(7月—9月)の中国GDP成長は6・1%だった」そうな。李克強首相その人が「あんなデータ、私たちも信用していない」と嘗て米国大使に述懐したことがある(ウィキリークスが暴いた)。

 「なら何を参考にするべきか?」との大使の質問に李首相(当時は遼寧省党書記)は「電力消費量、鉄道貨物輸送量、銀行の貸出残高です」と答えた。
これを一時期は、「リコノミックス指標」とチャイナウォッチャーも注目したが、やがて忘れ去られた。
 
 2016年に当時の王保安・国家統計局局長が北京空港で愛人と高飛び寸前に逮捕されるという事件があった。嘘のような話だが、愛人とそれぞれ弐通の偽のパスポート、そしてファーストクラスも二人の偽名のチケットが用意されていた。
 電話の盗聴で、ばれたのだ。


当時、小誌は次のように書いた。
「GDP数字は出鱈目であり、その責任者が捕まったのだから習近平は、伏魔殿の清掃に立ち上がって、腐敗分子を 統計局からも追い出した。
2016年1月16日、記者会見を終えた王保安は、その夜、7時半から幹部会 議を招集していた。「李克強首相の新たな講話を学習するためということだったが。幹部達はなぜ夜に会議なんか開くのかと訝りながらも待機していた」。ところが、王局長は運転手に北京国際空港に向かうよう手配していた。会議は偽装だった。
「同日夜7時発のパリ行きエールフランス便と、夜九時発のフランクフルト行きルフトハンザ便のファーストクラスを、それぞれ2枚」(中略)「鞄からは『黄国安』と『丁毅』という偽名の偽造公用パスポートが見つ かった。愛人は空港の貴賓室で捕らえられた。
 王局長は古巣の財政部時代に数億元を不正蓄財し、それらをアメリカと ヨーロッパの隠し口座に隠匿していた。このような無様な大臣が『中国の 経済成長は6・9%』と胸を張って発表していたのだ」。呆れても物が言えない」(引用止め)


 ▲世界のエコノミストにはおめでたい人が目立つなぁ

さて、6・1%成長????。
豚肉は中国人の食卓に欠かせないが、アフリカ豚コレラの流行も手伝って価格が40%も急騰し、消費は急減した。消費は落ち込んでいるにもかかわらず、公式データはGDPにしめる消費は60%だとアメリカ並みの数字を並べた。

 公式データを元にすると2020年の中国GDPは5・7−5・9%になるだろうと計算するエコノミストが多い。
 保険調査企業「COFACE」のエコノミスト、カルロス・カサノバは「2020年の中国GDP成長は、12月15日発動予定の追加関税をのぞけば5・8%だろう、とした。

 オックスフォード経済リサーチのトニー・ウーは「12月追加関税措置が取られたとして中国の2020年のGDP成長率は5・5%になるだろう」とする(いずれもサウスチャイナ・モーニングポスト、10月19日)。

 そこでIMFは5・8%を予測し,世界銀行は5・9%を予測する。
いずれもおめでたい祝儀相場の如くであり、何時までフェイク数次を元にした予測をたてていく積もりなのか?
    □△○み△□△○や△△○ざ◎△□○き□△□ 


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