魚類は、認知機能低下を予防する多くの栄養素を含んでいる。したがって、習慣的な魚類の摂取は、認知症発症リスクの低下に寄与する可能性が示唆されている。しかし、認知症発症と魚類の摂取を調査したプロスペクティブコホート研究は少なく、それらの調査結果は一貫していない。東北大学の靏蒔 望氏らは、魚類の摂取量と認知症発症リスクを評価するため、大崎コホート研究のデータを用いて検討を行った。The British Journal of Nutrition誌2019年9月3日号の報告。
ベースライン時に65歳以上であった大崎市在住の住民を対象に、食物頻度アンケートを実施し、魚類やその他の食物摂取に関するデータを収集した。ハザード比(HR)および95%信頼区間(CI)の推定には、多変量調整Coxモデルを用いた。魚類の摂取量を四分位に分け、最も少ない群をQ1、最も多い群をQ4とし、Q1を基準に認知症発症リスクを検討した。
主な結果は以下のとおり。
・対象者1万3,102例中、5.7年のフォローアップ期間後における認知症発症は1,118例(8.5%)であった。
・Q1と比較した認知症発症HRは、Q2で0.90(95%CI:0.74~1.11)、Q3で0.85(95%CI:0.73~0.99)、Q4で0.84(95%CI:0.71~0.997)であった(傾向性p値=0.029)。
・フォローアップ期間の最初の2年間で認知症と診断された人およびベースライン時に認知機能が低下していた人を除外した場合でも、同様の結果が得られた。
著者らは「健康な高齢者において、魚類の摂取量が多いと認知症発症リスクが低いことが認められた。本知見は、習慣的な魚類の摂取が、認知症予防に有益であることを示唆している」としている。
(鷹野 敦夫)
原著論文はこちら
Tsurumaki N, et al. Br J Nutr. 2019 Sep 3. [Epub ahead of print]
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★ 生きるべきか・死ぬべきか” それが問題なのです。
◎ 必要十分な栄養素を細胞に与えれば、細胞は自ら修復します。
それを、自然修復力というのです。栄養素が足りなく、
更にそこに有害な環境物質の汚染があると、
◎ 簡単に病気になります。それを病気というのです。野生のライオンや
クジラのように、自然の動物性たんぱく質のみを摂取すれば
自動的に十分な必須栄養素が摂取できることになります。
◎ それを忘れた、現代栄養学(穀物文明の必然的結果ではあるが)
が必須栄養素の欠乏を齎し、寿命を縮めるのです。これこそが
多くのカロリーを植物性の食べ物に頼る・
◎ 極東~東南アジア~南アジア人の体力が白人に比して著しく
劣る理由といえます。又平均寿命が短い事にも繋がります。
◎ 動物性の蛋白質のみに頼っていた、イヌイットの以前の食生活
が人類の最も理想の食べ方といえます。乾燥化と寒冷化に
よる飢餓の時代を生きてきた人類の必然の食生活なのです。
◎ 乾燥化と寒冷化が人類に肉食を強いて、その結果として人類の
頭脳は飛躍的に発展してきたのです。それを拒否する事は、
もう一度、果実食の猿のレベルに戻る事を意味します。
◎ 肉食を拒否する事は、自らの精神的・肉体的能力を著しく傷害して
滅びゆく人類となります。それが人類の誕生の歴史と栄養と
病気が教える真実なのです。