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再びシーレーンは敵の手に。インドとの連携を急げ。第三次内戦型世界大戦。

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)9月6日(金曜日)
       通算第6188号  
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 インド海軍、アンダマン海からタイランド湾の中国海軍を睨む
  カンボジアに中国は事実上の海軍基地を築きあげたか?
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 カンボジアはインドと米国からの疑惑確認に対して、「中国に海軍基地など貸したりする筈がない」と否定し、シアヌークビル港に近いレアム基地を西側メディアに公開した。
しかし疑惑は晴れなかった。

 インド情報筋によれば、レアム基地は深海で、すでに中国海軍艦船の寄港は年初来四回確認されており、またタイランド湾からアンダマン海にかけて中国の潜水艦が遊弋する回数が増えていると警告している。

 中国は「一帯一路」の一環として、カンボジアではダラ・サコールに免税特区を建設し、また北方のタイとの国境付近コッコンの近郊に3600メートルの滑走路がほぼ完成しているが、この長さだとほぼ全ての中国空軍機が発着できる。

 一方で中国はタイにクラ運河建設を提示しており、タイ政府は従来の否定的な立場を変更し、クラ運河建設に前向きになった。中国一流の時間稼ぎ、目くらましとする軍事専門家も多いが、これらカンボジア、タイへの接近はマラッカ海峡からアンダマン海を経てインド洋に進出する航路の確保であるとすれば、同時にインドの異様な警戒も了解できるだろう。

インドは対中比較で海軍力の劣勢を痛いほど認識しており、従来のロシア一辺倒の兵器システムを、米国とのバランスによる質的向上に切り替えている。
すでに米国からP81(哨戒機)を八機輸入したのを皮切りに、24機のMH60R(ヘリ),22機のMQ9(ドローン)など、装備の充実を急いでいる。
 ◇◎□◇み◎◇◎▽や◇◎▽◇ざ◇◎▽◇き○□◎▽ 


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