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Channel: 歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学
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現代の戦士戦国時代の国は知恵者独裁の時代を何処迄侵せるか?

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)9月4日(水曜日)弐
       通算第6185号   
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 ボルトン補佐官、ロシアの同胞的同盟国の中枢を訪問
  ルカシェンコのベラルーシへ米国高官訪問は20年ぶり
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 ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、先週から東欧四カ国を訪問している。とくにウクライナでは航空機エンジンのモトール・シーチ社を狙って中国が株式の過半を買収しようとている動きに「重大な関心がある」として、直近の中国の「借金の罠」を説明した。

その後、ボルトンはベラルーシを訪問し、ルカシェンコ大統領と会談した。ブレジンスキー補佐官以来の米国高官のベラルーシ訪問であり、20年以上の空隙があった。
最近、ルカシェンコはエネルギー問題でモスクワの態度に立腹、ロシアから距離をおく政治的動きを見せていた

またモルドバを訪問し、親米的な新首相(女性)と友好的な雰囲気の中で会談した。モルドバは国内に親露のドリエステ自治区を抱えており、付近は治安が悪いうえ、隣接するのがウクラナイナのオデッサ港。ルーマニアとの合邦は民族的理想の目標だが、現実は夢想に近い。

ボルトンは最終訪問地のワルシャワに入り、同国のファーウェイのスパイ逮捕や5G基地局の関連などを突っ込んで話し合うと見られる。ポーランドは政府調達からファーウェイを外したが、民間でのスマホ市場では中国製品が溢れている。

ボルトンの旧東欧、とりわけウクライナ、ベラルーシはソルジェニツィンが言ったように「スラブ兄弟国」であり、加えてのモルドバ、ポーランドへの米国政府高官の訪問はプーチンにとっては愉快なことではないだろう。
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