★ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48942340T20C19A8CR8000/?n_cid=NMAIL007
細身の日本人、認知症なりやすく 欧米人と逆
日本人の痩せている人は、認知症になるリスクが標準体形の人に比べ最大72%高いとの研究結果を千葉大などの研究グループがまとめた。欧米では肥満の人が認知症になりやすいとの研究結果が発表されており、日本人は逆の結果になった。日本人は認知症リスクを高める糖尿病を痩せていても発症する体質であることが背景にあるとみられる。
この研究は約40の大学や研究機関が参加する一般社団法人「日本老年学的評価研究機構」(東京・台東)が実施した。高齢者3696人を対象に2010年から約6年間追跡調査し、うち338人が認知症になった。
体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数(BMI)が、「18.5未満」の高齢者を痩せ形、「18.5~24.9」を標準体形、「25~29.9」を肥満、「30以上」を高度肥満と分類し、発症率との関連を調べた。
標準体形の認知症の発症リスクを1とすると、女性の痩せ形は1.72、肥満は0.82、高度肥満は0.61となり、太っている人ほど発症リスクが低かった。
男性の場合は痩せ形が1.04。女性ほど差は大きくないものの、標準体形より発症リスクは高かった。肥満は0.73、高度肥満は0.91だった。
一般に、認知症のリスクを上げる要因となる糖尿病は、肥満の人がかかりやすい。痩せている人の方が認知症の発症リスクが高いという今回の調査結果について、担当した山梨大大学院の横道洋司准教授は「東アジア人の体質が関係している」と指摘する。
東アジア人は欧米人と比べると、血糖値を下げるインスリンの分泌量が少ない。肉食文化の欧米人に比べ、歴史的にインスリンを必要とする肉や脂肪を食べてこなかったことなどが原因とみられる。このため東アジア人は痩せ形でも、欧米人に比べると糖尿病になりやすい。
一方、筋肉が落ちることで認知症の発症リスクが高まる可能性もあるという。横道准教授は「体重を落として筋肉まで減ると、脳を刺激するホルモンが減少するなどの悪影響がある」と話す。
日本人の場合、痩せることで糖尿病にかかりにくくなる効果が欧米人より小さく、筋肉の減少で認知症の発症リスクが上がる影響の方が大きくなってしまう可能性があるという。
痩せ形の人の発症リスクの上昇幅に男女差があることについて、横道准教授は「女性が認知症になると、料理が苦手な男性が介護するケースが多く、筋肉がさらに落ちることにつながるのではないか」とみている。
/////////////////////////////////////////////////////////
● 栄養障害は子供の発育のみでなく、人類の病気の基礎となるのです。
栄養不足で弱った人間の細胞は生きるか死ぬかの瀬戸際にいます。
そこに細胞の汚染や感染が起これば、どんな病気になっても良いのです。
● 理屈は簡単です、従って北極のクジラのように何百歳も元気に
生きたいなら、毎日他の動物の新鮮な肉を≒この場合は魚を
毎日大量に食べなくてはいけないのです。
● 穀物の為の余分な腹はありません。特に歳とともに摂食量は
減少しますから、肉・魚などの動物性蛋白質のみで十分です。
● 試して下さい、毎日卵のみを食べてみてください。元気に
生きられます。卵3~5個/日で十分です。
● 勿論現代の穀物食が、ビタミンD3、タウリン、EPA/DHAの
欠乏を起こして、種々の病気を起こす事は既に分かっています。