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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)8月19日(火曜日)
通算第6176号
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チェイニー元副大統領、トランプ再選を支持へ
共和党主流派、トランプ選対本部との協力へ、流れが変わった
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そっぽを向いていた。共和党主流派はトランプをアウトサイダーだと決めつけ歓迎せず、2016年の予備選では、トランプが正式の共和党大統領候補となっても、軽視した。
そればかりではない。2016年には、ミット・ロムニーもブッシュ親子も、アミテージら共和党有力者も、トランプに投票するくらいならヒラリーに入れると公言し、署名運動までおこなってトランプ選挙を妨害した。
ウォール街も非協力的だった。
トランプはウォール街のエスタブリシュメントが嫌いだったから。むしろウォール街のアウトロウであるファンド、ラスベガスの博打王らが巨額を献金したのが目立つくらいだった。
トランプを支えたのはエヴァンジュリカルと呼ばれる一群の宗教団体、草の根のキリスト教徒、そして中西部の農民だった。
そしてシリコンバレーとハリウッドは東海岸のリベラル陣営と同様に左翼の牙城だった。トランプを支持するはずがなかった。
2020年の大統領選挙を前に、大きく流れが変わった。
ネオコンの黒幕といわれたディック・チェイニー元副大統領がワイオミング州の共和党資金集めパーティに名を連ね、イバンカ夫妻、マルバーニ首席補佐官らと伴に出席する意向を表明した。チェイニーの娘、リズ・チェイニーはワイオミング選出の連邦下院議員でもあり、党の組織固めの必要性もあった。
いまメディアは23名の民主党候補のドングリの背比べを報じているうえ、世論調査に従えば、誰が選ばれようとも民主党候補者が勝つと予測している。
共和党選対は、民主党の候補がいずれバイデン元副大統領に絞り込まれるだろうとし、それなりの対策を練っている。
ハリスとか、ウォーレン、サンダース等の極左候補がリードすればするほどに、民主党が極左に傾き、そうなればトランプ再選の可能性が高まると計算している。
実際に現場では何がおきているか。
トランプが来ると聞けば、何日も前からテントをはって泊まり込み、集会の参加費が最低でも二千ドルのチケットをもろともせず、どの会場も立錐の余地がないほどに埋め尽くされ、トランプが登壇すると大拍手がおきている。
例によってCNNも、リベラルなメディアも、この現象を伝えない。「報道しない」戦術をとっているのである。
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大きな流れは変えられない。 第三次内戦型世界大戦
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