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英雄(謀反人)による歴史の先取りと最後の英雄(信長・秀吉)・時代の移行期

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)3月19日(火曜日)
           号外
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■宮崎正弘、待望の新刊は3月26日発売です
♪♪
宮崎正弘『明智光秀 五百年の孤独』(徳間書店)
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 なぜ明智光秀は五百年もの長きにわたって「謀反人」と誤解されてきたのか?
 細川藤孝も吉田兼見も、それを予知していた。光秀の義挙を!

 光秀蹶起の謎は、霊峰愛宕山で催した連歌会の「愛宕百韻」にあった。
 あの有名な発句「ときはいま 天の下しる 五月かな」は
 「THE TIME IS NOW、LET‘S RESTORE TENNO’S
GOVERN」と解釈するべきである。
『古事記』に頻出する「天の下知る」とは「しらしめす」であり、天皇統治の意味である。最近の歴史学者は『古事記』も読まないで明智を論じていないか?
 
雨が降ってきた寂しい心境だったとか、天下の野心の表明とか、ときは土岐氏の復活を狙ったのだとか、珍説、奇説など従来の解釈はすべて間違い。光秀と信長は歴史と伝統をめぐって戦ったのだ。

グローバリズムとナショナリズムの戦争でもあり、切支丹伴天連への対応をめぐる文化の戦いでもあった。

天皇に退位を迫り、安土城の天守は「天主」だった。麓の神社のご神体は信長自身だった。このように不敬の限りを尽くし、数万の仏教信者を虐殺した信長がなぜ英雄視されるのか?

——「五百年の孤独」に耐えて、歴史の真実が明らかになった
 明智光秀評価の間違いを糺し、従来の「本能寺の変」解釈を根底的にひっくり返す!
 これほど誤解された武将はいないが、原因は『光秀ごときが』という黒幕説だった。
 近衛前久、宮廷、足利義昭、はては毛利から、イエズス会の陰謀まで、黒幕説は全部まちがいだらけだ。本能寺の変は明智光秀も単独行動なのだ。

 ——信長への過大評価と光秀への過小評価が真実を隠蔽してきた
 ——「主殺し」、「謀反人」という逆宣伝で光秀を貶めたのは天下を簒奪した秀吉と、信長に保護された誠仁親王、その側近たちだった。『兼見卿記』は、この経緯から書き換えられたのだ。
 ——当時の京都の空気。人々は予兆していた。光秀がことを起こそうとしていることを

 ——謎は愛宕神社、あの「愛宕百韻」の発句が「ときはいま天の下しる五月哉」にある

 光秀の『文化防衛論』は切支丹伴天連との戦いだったのだ
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 予約募集を開始しました(定価1620円)
        ◎◎▽□◎□◇◎◎▽□□◎

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● 時代の境目の戦いと勝者。戦国時代は勝てば官軍です。その最後の将軍が
  信長であり、秀吉なのです。勝つための知恵と本性が研ぎ澄まされて
  いるのが、戦国時代の信長と秀吉といえましょう。
  
  そこに天皇家はいりません。力こそ本質なのです。

● 信長・秀吉は戦国時代の最後の英雄なのです。時代は戦国時代の終わりと
  知恵者賢帝の時代の到来の時です。その時の勝者が江戸時代を
  作ったのです。本来は知恵者賢帝の時代の精神的柱は

● 天皇家を取り囲む宗教なのですが、まだ天皇家は表に出る力はなかったようです。
  それは東洋の没落とも関係あるといえましょう。言い換えればその時代の
  東洋は、東西文明のサイクルから言えば、沈滞の時代です。

● 西欧が、その宗教をバックボーンにして、世界征服を行ってきた流れの裏の
  部分が東洋ですから、天皇家も表に出る力はなかったといえましょう。
  実際実験は徳川家が握っています。

● 言い換えれば信長も明智光秀も時代の流れに乗れなかったのです。信長・秀吉は
  戦国時代の最後の戦士という旧時代の英雄であり、来る太平の世の指導者を
  天皇家にしようとした、明智光秀も読み違えたといえましょう。

● 実際は天皇家は、さらに270年を待たされて、明治維新で絶対的な存在かのように
  祭り上げられましたが、戦後は本来の姿に戻されました。つまり戦前は、
  資本家に担がれて、資本家の略奪の隠れ蓑として利用されたのです。

● 従ってその実際の実力が分かった以上、今後の天皇家が絶対的存在になることは
  少なくと後100年余の資本主義時代には、あり得ない事といえます。

● 信長・秀吉・明智光秀の後は、歴史の真実は徳川の支配ですから、
  そこに本来の歴史の流れがあるのです。つまり、戦士の時代の
  終わりと、知恵者賢帝の時代の始まりです。それが真実なのです。

● 今の時代は富裕者・資本家の時代であり、さらに後120年前後も資本主義が
  残っている以上、その本質から離れた国体論は意味がないといえましょう。
  現実を認識することが、われわれの本来の生き方を決めるのです。

● それは日本は後100年余、グローバリゼーションの下で、資本主義的
  精神の下で生きてゆくのが、本質であり事実であり流れなのです。

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