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拙速な日本企業の動き 待てば海路の日和あり 万事塞翁が馬

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★ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190220-00000508-fsi-bus_all


日本企業、英脱出の動き加速 EU離脱控え 混乱警戒

   2/20(水) 7:15配信   SankeiBiz

 英国の欧州連合(EU)離脱期限が3月末に迫る中、現地に拠点を置く日本企業が「合意なき離脱」に伴う混乱への準備を急ぎ始めた。2021年中に英国での四輪車生産終了を発表したホンダにとどまらず、日立製作所など他の英国進出企業も身構える。国内産業界に“英脱出”の動きが広がりそうだ。

 19日、ホンダの八郷隆弘社長は記者会見で、EU離脱と工場閉鎖の関係性を否定した。ただ、EU離脱の問題から先行き不透明感が増している欧州事業をてこ入れする狙いが透けてみえる。

 ◆営業益確保が厳しく

 英南部のスウィンドン工場では小型車「シビック」などを生産し、主に日本や米国向けに出荷。閉鎖に伴って、生産は中国か日本に移される可能性がある。

 英国工場では、欧州での販売競争の激化から生産能力を従来の年25万台から大幅に縮小し、欧州では本業のもうけを示す営業利益の確保が厳しくなっていた。

 自動車業界では、今年に入って生産戦略を見直す動きが活発化。日産自動車は3日、英北東部のサンダーランド工場で予定していたスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」の次期モデルの生産計画を白紙撤回すると発表。英中部のバーナストン工場で年約13万台を製造するトヨタ自動車も、生産休止を検討する構えだ。

 ◆物流停滞を警戒

 また、合意なき離脱の場合、ハンガリーから英国にSUVを輸出するスズキも関税を払う必要が出てくるため、通関手続きで物流が停滞する動きを警戒する。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、英国とEU間の関税がトヨタ、日産、ホンダ、スズキの業績に与える影響について分析し、4社合計で約1590億円の負担増になると試算。杉本浩一シニアアナリストは「関税が導入されると、ホンダを除く各社も日米などに車両生産機能を移すことを真剣に考える可能性がある」と指摘している。

 他の日本企業では、ソニーがロンドン郊外に置く欧州本社を3月29日付でオランダのアムステルダムに移転。パナソニックは、昨年10月に欧州本社をオランダへ移転済みだ。(臼井慎太郎、山沢義徳)

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● まだハッキリとどうなるかは決まっていません。臆病な資本は
 逃げるのが早いのはやむを得ないですが、しかし相手を裏切る
 行為には慎重でなくてはいけません。

● ここでも右へならい”の日本人の悪い癖が見られます。これでは
 日本人全体の信用にかかわります。将来赤字になってからでも撤退は
 出来るでしょうし、そもそも赤字になると決まったわけではないのです。

● 英国は黄昏とはいえ、まだまだ狡猾な政治力は残っています。対中国で
  アジアにも空母を派遣して、日本にエールを送っています。
  ファイブアイズ(USA,英国、カナダ、オージー)の一員です。

● つまり、ファイブアイズからも不審の目を向けられるのです。かれらも
  同じ精神を持っているからです。そもそも英国が政治的に混乱すれば
  逆にポンドは安くなります。つまり、輸出に有利になります。

● たとえEUに関税をかけられても、それを補うに十分なほどのポンド安に
  なるのが、資本主義の仕組みです。それは元安で中国の輸出が
  膨大となって、中国が台頭したようなものです。

● 通貨安こそ、製造業が生き残るには必要な事なのです。それを理解
  できないから、日本の知的階級はお頭の程度が知れているのです。

● やがて分かります、円も世界的な株価の大暴落とともに一時的には
  再びきつい円高となりますが、トランプ氏の剛腕が効いた
  かのように、再びドル高となり、最後の宴が始まります。

● つまり、10年後は、為替は150円~160円/ドルへと向かい、日本の
  高級精密製品は安くなり、世界中から引っ張りだことなるのです。
  勿論ポンドも安くなり、英国も輸出が出来るようになります。

● 長期的に、俯瞰的に世界を見ることにより、逆に利益を得るように
  なるのです。日本の経済界にも長期的な展望の目が必要でしょう。

● いつまでも臆病では、世界のリーダーにはなれませんぞ!!

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