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乳がん患者の心房細動リスク
提供元: ケアネット 公開日:2019/02/07
乳がん患者においては、がんにより誘発される全身性炎症や治療の副作用により心房細動を罹患する恐れがある。デンマーク・コペンハーゲン大学病院のMaria D'Souza氏らが、乳がん患者の心房細動罹患率を検討した結果、診断後6ヵ月以上の長期罹患率が増加し、6ヵ月未満の短期罹患率は60歳未満の患者で増加したことを報告した。Heart Rhythm誌オンライン版2019年1月24日号に掲載。
本研究では、デンマークの全国患者登録を用いて1998~2015年に乳がんと診断された患者を同定し、年齢および性別でマッチさせたコントロール群と比較した。心房細動の長期罹患率は、累積罹患曲線および多変量Cox回帰モデルで推定した。
主な結果は以下のとおり。
・乳がん患者7万4,155例を乳がん以外のコントール群22万2,465例にマッチさせた(1:3)。
・乳がんは心房細動罹患率と関連しており、その関連は年齢群(相互作用解析、p<0.0001)とフォローアップ期間で異なっていた。
・60歳未満の乳がん患者の心房細動罹患率は、フォローアップ期間に関係なく増加し、最初の6ヵ月におけるハザード比(HR)は2.10(95%信頼区間[CI]:1.25~3.44)、6ヵ月~3年のHRは1.80(95%CI:1.38~2.35)であった。
・60歳以上の乳がん患者の心房細動罹患率は、最初の6ヵ月は増加せず(HR:1.13、95%CI:0.95~1.34)、6ヵ月~3年は増加していた(HR:1.14、95%CI:1.05~1.25)。
(ケアネット 金沢 浩子)
原著論文はこちら
D'Souza M, et al. Heart Rhythm. 2019 Jan 24.[Epub ahead of print]
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● DR.OMURAによれば、心房細動は、Borrelia Burgdorferi Spirochete
つまり、ライム病をもたらす細菌の感染であることがわかっています。
言い換えれば免疫低下による感染症です。
● ここでわかることは以下の重要なことです。
❶ 世界的に存在する心房細動は、実は感染症ということである。
❷ USAで起こるとみられるこの細菌は、世界的なものということです。
● 日本では、ツツガムシのような感染症が注目されていますが、実は
ライム病もありふれており、それを日本の医師は見逃していると
いうことです。
● Borrelia Burgdorferi Spirocheteは、梅毒のスピロヘータのような
構造をしており、同様に全身感染症ということです。感染症は
古くて新しい問題なのです。
● そもそも癌は癌ウイルスによる感染症という発想がない現代の医療は
感染症は過去のものと誤解することから、その目は曇り
現実が見えないということなのでしょう。
乳がん患者の心房細動リスク
提供元: ケアネット 公開日:2019/02/07
乳がん患者においては、がんにより誘発される全身性炎症や治療の副作用により心房細動を罹患する恐れがある。デンマーク・コペンハーゲン大学病院のMaria D'Souza氏らが、乳がん患者の心房細動罹患率を検討した結果、診断後6ヵ月以上の長期罹患率が増加し、6ヵ月未満の短期罹患率は60歳未満の患者で増加したことを報告した。Heart Rhythm誌オンライン版2019年1月24日号に掲載。
本研究では、デンマークの全国患者登録を用いて1998~2015年に乳がんと診断された患者を同定し、年齢および性別でマッチさせたコントロール群と比較した。心房細動の長期罹患率は、累積罹患曲線および多変量Cox回帰モデルで推定した。
主な結果は以下のとおり。
・乳がん患者7万4,155例を乳がん以外のコントール群22万2,465例にマッチさせた(1:3)。
・乳がんは心房細動罹患率と関連しており、その関連は年齢群(相互作用解析、p<0.0001)とフォローアップ期間で異なっていた。
・60歳未満の乳がん患者の心房細動罹患率は、フォローアップ期間に関係なく増加し、最初の6ヵ月におけるハザード比(HR)は2.10(95%信頼区間[CI]:1.25~3.44)、6ヵ月~3年のHRは1.80(95%CI:1.38~2.35)であった。
・60歳以上の乳がん患者の心房細動罹患率は、最初の6ヵ月は増加せず(HR:1.13、95%CI:0.95~1.34)、6ヵ月~3年は増加していた(HR:1.14、95%CI:1.05~1.25)。
(ケアネット 金沢 浩子)
原著論文はこちら
D'Souza M, et al. Heart Rhythm. 2019 Jan 24.[Epub ahead of print]
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● DR.OMURAによれば、心房細動は、Borrelia Burgdorferi Spirochete
つまり、ライム病をもたらす細菌の感染であることがわかっています。
言い換えれば免疫低下による感染症です。
● ここでわかることは以下の重要なことです。
❶ 世界的に存在する心房細動は、実は感染症ということである。
❷ USAで起こるとみられるこの細菌は、世界的なものということです。
● 日本では、ツツガムシのような感染症が注目されていますが、実は
ライム病もありふれており、それを日本の医師は見逃していると
いうことです。
● Borrelia Burgdorferi Spirocheteは、梅毒のスピロヘータのような
構造をしており、同様に全身感染症ということです。感染症は
古くて新しい問題なのです。
● そもそも癌は癌ウイルスによる感染症という発想がない現代の医療は
感染症は過去のものと誤解することから、その目は曇り
現実が見えないということなのでしょう。