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国民の蜂起はない//一部の支配階級の蜂起・クーデターの可能性が高い

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★ http://www.afpbb.com/articles/-/3149090


金正恩政権、国民の蜂起で崩壊の可能性も 亡命した元高官が指摘

         2017年11月2日 15:06 発信地:ワシントンD.C./米国

米首都ワシントンで行われた米下院外交委員会の公聴会で証言する太永浩(テ・ヨンホ)氏(2017年11月1日撮影)。(c)AFP/JIM WATSON

【11月2日 AFP】北朝鮮の元駐英副大使で、昨年韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ、Thae Yong-Ho)氏が1日、米下院外交委員会の公聴会で証言し、北朝鮮国民による蜂起が金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)政権の崩壊につながる可能性があると指摘した。一方で、北朝鮮への軍事行動は人的被害を招くと警告した。

 太氏は「金正恩は恐怖による支配で権力を強化していると表面的には見えるが、北朝鮮国内では予想外に大きな変化が起こっている」と強調。また、国内では「自由な市場が活性化している」とした上で、「多くの国民が自由な資本主義スタイルの市場に慣れてきており、国が営む社会主義経済システムがどんどん過去のものになっている」と述べた。

 また北朝鮮では福祉制度が崩壊していると指摘し、「公務員、軍人、警備隊員らの多くが、賄賂や国有資産の着服に頼って生きている」と語った。

 さらに北朝鮮国民は「国のプロパガンダには関心を示さず、違法に持ち込まれた韓国映画やドラマを見るようになっている」と述べるとともに、「多くの国民が自分たちの生活状況の現実を徐々に知り始めている」と説明。こうした変化が起こっているため、北朝鮮で国民の蜂起の可能性が高まっていると考えられると語った。

 一方、北朝鮮に対する軍事行動については「決定前に非軍事的対応が全て取られたかどうか再考する必要がある」と慎重な姿勢を示し、「軍事行動によって発生する人的被害を考慮しなければならない」と警告した。

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● キューバが革命を起こした時も、USAは介入しましたが、失敗しました。あのような
  経済的に取るに足らない小国でも、超大国は対処できません。勿論大きな原因は
  ソ連がにらみを利かせているという現実があった事ですが。

● つまり、道徳的・経済的に共産主義と資本主義はどちらが良いのかと云う戦いの真っ最中でしたから
  迂闊に、今の中東のように、侵略は簡単には出来なかったのです。USAの労組にさえも
  共産主義は浸透していましたから、超大義名分がないと侵略は出来なかったのです。

● ソ連が崩壊した後は、超大国はUSAのみですから、道徳的な事や大義名分は適当にでっち上げて
  侵略出来ましたし、現実にデッチアゲとばれても、だれも文句は言えませんでした。そのような
  時代背景はありますが、それでも基本的に武人国家への侵略は難しいでしょう。

● それは日本の戦国時代を考えれば予想できます。つまり国内に敵は沢山いますから、
  侵略して、一部の大将をやっつけても、他の武将は喜びはしても、その侵略者に
  ひれ伏すことはないでしょう。

● 例えば、上杉謙信が滅ぼされても、織田信長は彼を滅ぼした相手にひれ伏すことはないのと
  同じです。むしろ天下取りのチャンスが来たことを喜ぶのです。自分が滅ぼされるまでは
  大きな敵にでも立ち向かうのが、戦国武将の本懐なのです。

● 北朝鮮には金正恩派のみがいるのではないのです。従って金正恩が殺されても、他の派閥の
  長(戦国武将が)取って代わるのみでしょう。体制は1910年から武人時代が始まった
  ばかりですから、徳川の勝利で統一国家が再びできるような、時代ではないのです。

● 1910+270年=2180年まで、戦国時代は続くのです。つまりいつでも主役の交代があり得るのです。
  むしろ全国民が一致団結できるのは、他国の侵略があったのみです。つまり、USAが
  侵攻すれば国民は一致団結して、USAと戦うわけですから、例え金正恩が死んでも、

● USAは別の戦国武将と戦わなくてはいけないので、きりがないのです。つまり2180年までは
  下克上の世界の為に、だれがトップに躍り出ても、戦いは終わらないのです。
  丁度今の中東の情勢に似ていますが、体制背景は異なります。

● 従ってもしUSAが侵攻しても、アフガニスタンの旧ソ連のように、対処が出来ずに体力を
  消耗して、資本主義の崩壊を早めるだけです。それも北朝鮮のような最貧国に
  侵攻して、体力を消耗して、崩壊したと歴史に笑われるのが落ちなのです。

● 例え、USAの傀儡政権が出来ても、お隣の国から、反体制派(他の戦国武将)が侵入して
  傀儡政権と永遠に(2180年まで)戦い続けるでしょうし、それは中共やロシアが
  北に侵攻しても同じことです。

● 消耗するだけの割に合わない戦いは、常識のある人ならしないでしょう。勿論認知症化したら
  直接侵攻するでしょうが、しかしその時は、左右に大分裂したUSA内の一方の反対体制派を
  利する事となり、武人化した将来の権力掌握に支障をきたすのみです。

● 国内も大分裂しつつある今、USAは直接侵攻はあまりにもリスクが高すぎます。しかし、旧ソ連が
  アフガニスタンに侵攻してから10年前後戦い、うまくいかずに手を引いてからすぐに旧ソ連が
  大崩壊したように、リスクを取る可能性もないとは言えません。

● もしそうなら、ロシアや中共は大喜ぶでしょう。これでUSAは消耗して潰れ、単なる大国へと
  落ちぶれる”と分析し、特に中共は、わが世の春が来たと飛び上がって喜ぶはずです。

● このような背景を考えると、そして更に今のトランプ政権は、資本主義の末期にふさわしく、
  お金儲け≒経済に気を取られているようですから、やはり直接侵攻はしないと予測します。

● ミサイルを核施設や軍事施設などに打ち込むのが、関の山と云えます。それで第二次朝鮮戦争が
  勃発しても、戦場は朝鮮半島が主体ですから、むしろ好都合と云えます。

● つまり、日米の産軍複合体が喜ぶという事です。戦場となった韓国のサムソンやヒュンダイが
  崩壊しても世界は全く困りません。その代替は世界のどの国でもできることです。とくに
  供給力の余っている日米は大喜びでしょう。

● 従ってどうしても第二次朝鮮戦争を避けたい韓国は、中共と結託しての金正恩政権潰し
  =クーデターを画策するものと思われます。つまり親中派クーデターが最も
  あり得るシナリオという事です。

● 北問題の解決は、意外と時間がかかるものと予想できます。
  

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