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30年サイクルは経済の基本

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★ https://news.nifty.com/article/economy/business/12136-421960/


30年前と酷似 米国で広がる“ブラックマンデー再来”の懸念

2017年10月20日 15時00分 日刊ゲンダイDIGITAL

緊張が高まるニューヨーク証券取引所(C)AP

 1987年10月19日のブラックマンデーから30年を迎えた米国で、その再来を懸念する声が急速に広がっている。

 19日のニューヨーク株式市場ダウ工業株30種平均の終値は、前日比5.44ドル高の2万3163.04ドルと、4営業日連続で史上最高値を更新。年初から17%を超える上昇に警戒感が広がっている。

 30年前のブラックマンデー当時、相場が下落すると自動的に先物を売って損失を抑える自動売買プログラムがもてはやされていた。売りが売りを呼び、わずか1日でダウ平均が前日比508ドル(22.6%)という史上最大の暴落となった。

 ブラックマンデーの教訓から、株価が一定限度を超えて下落すると、取引を停止する「サーキットブレーカー」が導入されているため、大暴落は起こらないと楽観する声もある。だが、米テーミス・トレーディング共同マネジャーで、コンピューター取引による市場崩壊に関する著書もあるジョー・サルッツィ氏は米紙USトゥデーのインタビューで「株式市場は当時とは比較にならないほど高度に電子化されており、極めて早い速度で制御不能になる恐れがある」と警告している。

 同紙は株価大暴落のシナリオとして、コンピューター取引プログラムの暴走、金融システムへのサイバー攻撃などを挙げている。トランプ大統領の予測不能の言動や緊迫する北朝鮮情勢など不確定要素を挙げたらきりがない。来週の23日が無事に迎えられればいいのだが……。

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● 30年サイクルは経済の基本であるが、しかし30年前の暴落は、やがて来る暴落とはフラクタル
  ・相似ではありません。前回のUSAの30年サイクルの調整は、1966年から1982年までです。
  従って1982年からのサイクルの上昇期に起きた,第1波の調整がブラックマンデーです。

● 1982年から2000年までの18年間の少し長い期間が、前回の30年サイクルの上昇期です。景気の上昇期に
  入っても、疑心暗鬼の市場は、ちょっとした不安要素で下げます。それが上昇期・第1波の
  元の木阿弥様の調整です。暴落しても1982年の株価を下回ることはないのがその証拠です。

● 前回のサイクルが長かったのは、最後のオイホリー(世界一の超大国となった事)による、1/f揺らぎと
  云えます。1982年~2000年=上昇期。2000年~2018年=調整期で合計36年間の長い期間と
  なるでしょう。36÷30≒1.2倍。2割前後の延長という事です。

● その分最後の上昇期は、多分2019年からですが、短いものとなるでしょう。それが2029年前後に
  起こると予想される、資本主義最後の大暴落です。つまり最後の上昇期はわずか10年前後と
  想像できます。

● 従って30年目であるが、フラクタル的に言えば、来年の大暴落は正確にはブラックマンデー
  ではありません。しかし、長い第4波のトライアングル後に見せた、日経の今回の
  根拠なき熱狂は、やがて来る大暴落の予兆です。

● 日経の短期間のスラスト(急激な短期間の上昇)の後に、大暴落がやってきますので、
  売り時をしっかり見極める事が大切です。

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