★ http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/04/post-4989.php
サウジのムハンマド副皇太子が経済改革案発表、石油依存脱却で投資国家目指す
長引く原油安により経済立て直しが喫緊の課題
2016年4月26日(火)10時29分
サウジアラビアのムハンマド副皇太子は25日、石油への依存度を低下させ、世界的な投資国家への転身を図る包括的な経済改革案を明らかにした。
国防相のほか、経済開発評議会のトップを務める副皇太子は、サウジの長期的な経済計画を指揮している。
副皇太子はこの日、昨年の即位後初となる国民向けテレビインタビューで、野心的な経済改革構想「ビジョン2030」を発表。サウジは原油収入への依存から脱却する必要があると訴え、投資収益を新たな収入源に育てる考えを示した。その上で「2020年には原油がなくても生き残れると思う」と述べた。
サウジの財政方針や経済構造をめぐっては、原油価格が急落し始める2014年以前から持続不可能との指摘がエコノミストらから上がっていたが、長引く原油安により経済立て直しが喫緊の課題となっている。
副皇太子はその中で、公的投資基金(PIF)の資本を6000億リヤル(1600億ドル)から7兆リヤル(2兆ドル)に引き上げると表明。予定している国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)調達資金を元手に、今後はPIFがサウジの海外投資の中核的役割を担うとの考えを示した。「暫定データの分析によると、PIFは世界の投資能力の10%超を支配する見通し」という。
副皇太子はアラムコのIPOで、株式の最大5%を売却する考えを表明。アラムコはエネルギー企業へと生まれ変わるとし、価値は2兆ドル以上に上るとの見方を示した。アラムコはサウジの巨大な原油埋蔵量の権利を握っており、副皇太子は1%の株式売却でも世界最大のIPOとなると述べた。
またアラムコの傘下企業や他の公的企業も上場させる考えを示し、民営化の最大の利益の1つは、透明性向上と汚職抑制への寄与だと述べた。
改革案ではさらに、女性の労働参加の拡大を目指すほか、外国人による長期的な労働・滞在を可能するグリーンカード制度を5年以内に打ち出すことも盛り込んだ。
ムハンマド副皇太子はまた、この構想は原油相場がバレル当たり30ドルの水準を前提としているとしたが、「これを割り込む水準でも対応できるようにした」と明らかにした。一方で、世界の需要が改善していることを踏まえると、「原油が再び30ドルを割り込むことは不可能に近い」との見方を示した。
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● 楽観的妄想を持つ、サウジの王家。 原油が彼らの収入源なのです。2020年には原油がなくても
生きていけると言う事は,金融立国を目指すという事なのでしょうが、
● それはUSAが金融帝国を辞めて、産業立国を再び目指すという妄想に似ています。
又は日本が産業立国を辞めて、金融立国を目指す事と同じ妄想なのです。
● 金融は、現在は、GS=ゴールドマンサックスを中心とした国際金融機関の独壇場です。
彼らと戦って、市場で稼ぐという事なのですから、殆ど不可能でしょう。
市場はインサイダーの独壇場なのです。
● サウジアラムコの新規上場した資金を、2017年以降の、今回の最後の暴落で失うでしょうし、
2020~2029年までは最後のUSA/大西洋ヨーロッパ資本主義諸国の最後の株大バブルが
起こるので、確かに設けるとは予想できますが、
● 問題は2029~2046年の間に起こる、最後のUSA/大西洋ヨーロッパの資本主義大崩壊に
伴う、株価の超大暴落で、すべてを失うと思われる事です。
豚は肥らせてから、食べるのです。
● 最後は、肥え太った中東のお金持ちで且安定した国である、サウジアラビアを経済的に
大崩壊させることで、中東を混乱させる大戦略の締めくくりと言う事なのでしょうか。
● つまり、2029~2046年のUSA/大西洋ヨーロッパ資本主義諸国の大崩壊に伴う、
世界内戦型第三次大戦の準備が完了するという事です。
● お金のないサウジアラビアは、他の中東の大混乱に巻き込まれて、内戦型第三次大戦の
一角を担うという事なのでしょう。
● 4年で原油依存を辞めて、国を運営するとは、最大の妄想ですが、それを妄想と
自覚しないところに、王家の特権で贅沢三昧に慣れた、世間知らずの
無謀さが見られます。
● それは、イスラムのテロリストが、大西洋ヨーロッパをイスラムに変えるという妄想
と全く似ています。経済版イスラムの妄想と言う事なのでしょう。
● その妄想は、原油の資金で贅沢三昧に慣れた生活から生まれたのでしょうが、
本人たちはそれを知らないのが、本当の怖さなのです。
サウジのムハンマド副皇太子が経済改革案発表、石油依存脱却で投資国家目指す
長引く原油安により経済立て直しが喫緊の課題
2016年4月26日(火)10時29分
サウジアラビアのムハンマド副皇太子は25日、石油への依存度を低下させ、世界的な投資国家への転身を図る包括的な経済改革案を明らかにした。
国防相のほか、経済開発評議会のトップを務める副皇太子は、サウジの長期的な経済計画を指揮している。
副皇太子はこの日、昨年の即位後初となる国民向けテレビインタビューで、野心的な経済改革構想「ビジョン2030」を発表。サウジは原油収入への依存から脱却する必要があると訴え、投資収益を新たな収入源に育てる考えを示した。その上で「2020年には原油がなくても生き残れると思う」と述べた。
サウジの財政方針や経済構造をめぐっては、原油価格が急落し始める2014年以前から持続不可能との指摘がエコノミストらから上がっていたが、長引く原油安により経済立て直しが喫緊の課題となっている。
副皇太子はその中で、公的投資基金(PIF)の資本を6000億リヤル(1600億ドル)から7兆リヤル(2兆ドル)に引き上げると表明。予定している国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)調達資金を元手に、今後はPIFがサウジの海外投資の中核的役割を担うとの考えを示した。「暫定データの分析によると、PIFは世界の投資能力の10%超を支配する見通し」という。
副皇太子はアラムコのIPOで、株式の最大5%を売却する考えを表明。アラムコはエネルギー企業へと生まれ変わるとし、価値は2兆ドル以上に上るとの見方を示した。アラムコはサウジの巨大な原油埋蔵量の権利を握っており、副皇太子は1%の株式売却でも世界最大のIPOとなると述べた。
またアラムコの傘下企業や他の公的企業も上場させる考えを示し、民営化の最大の利益の1つは、透明性向上と汚職抑制への寄与だと述べた。
改革案ではさらに、女性の労働参加の拡大を目指すほか、外国人による長期的な労働・滞在を可能するグリーンカード制度を5年以内に打ち出すことも盛り込んだ。
ムハンマド副皇太子はまた、この構想は原油相場がバレル当たり30ドルの水準を前提としているとしたが、「これを割り込む水準でも対応できるようにした」と明らかにした。一方で、世界の需要が改善していることを踏まえると、「原油が再び30ドルを割り込むことは不可能に近い」との見方を示した。
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● 楽観的妄想を持つ、サウジの王家。 原油が彼らの収入源なのです。2020年には原油がなくても
生きていけると言う事は,金融立国を目指すという事なのでしょうが、
● それはUSAが金融帝国を辞めて、産業立国を再び目指すという妄想に似ています。
又は日本が産業立国を辞めて、金融立国を目指す事と同じ妄想なのです。
● 金融は、現在は、GS=ゴールドマンサックスを中心とした国際金融機関の独壇場です。
彼らと戦って、市場で稼ぐという事なのですから、殆ど不可能でしょう。
市場はインサイダーの独壇場なのです。
● サウジアラムコの新規上場した資金を、2017年以降の、今回の最後の暴落で失うでしょうし、
2020~2029年までは最後のUSA/大西洋ヨーロッパ資本主義諸国の最後の株大バブルが
起こるので、確かに設けるとは予想できますが、
● 問題は2029~2046年の間に起こる、最後のUSA/大西洋ヨーロッパの資本主義大崩壊に
伴う、株価の超大暴落で、すべてを失うと思われる事です。
豚は肥らせてから、食べるのです。
● 最後は、肥え太った中東のお金持ちで且安定した国である、サウジアラビアを経済的に
大崩壊させることで、中東を混乱させる大戦略の締めくくりと言う事なのでしょうか。
● つまり、2029~2046年のUSA/大西洋ヨーロッパ資本主義諸国の大崩壊に伴う、
世界内戦型第三次大戦の準備が完了するという事です。
● お金のないサウジアラビアは、他の中東の大混乱に巻き込まれて、内戦型第三次大戦の
一角を担うという事なのでしょう。
● 4年で原油依存を辞めて、国を運営するとは、最大の妄想ですが、それを妄想と
自覚しないところに、王家の特権で贅沢三昧に慣れた、世間知らずの
無謀さが見られます。
● それは、イスラムのテロリストが、大西洋ヨーロッパをイスラムに変えるという妄想
と全く似ています。経済版イスラムの妄想と言う事なのでしょう。
● その妄想は、原油の資金で贅沢三昧に慣れた生活から生まれたのでしょうが、
本人たちはそれを知らないのが、本当の怖さなのです。