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Channel: 歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学
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やっと理解したようである・次は対等に話し合いましょう

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http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/200311/Matthews.htm
アメリカは日本社会の質的変化に関心を向けよ
 ―新しいナショナリズムと構造改革、再軍備の行方
        Japan's New Nationalism

ユージン・A・マシューズ 前米外交問題評議会シニア・フェロー
           フォーリン・アフェアーズ・リポート 2003年11月号
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小見出し
日本のナショナリズムは悪か 部分公開
自分が怖い……
近隣諸国の批判に対する反発
何がナショナリズムを高揚させているのか
経済改革とナショナリズム
石原慎太郎の革命
健全なナショナリズムの過激化を避けるには

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<日本のナショナリズムは悪か>

 ●二〇〇一年十二月、日本の海上保安庁は、奄美諸島近くの東シナ海の領海を航行する不審船の情報を入手した。このイカ釣り漁船とおぼしき船の構造はいかにも奇妙で、漁具も見あたらない。通報を受けた海上保安庁は巡視船を派遣し、この船を止めて調査しようとした。だが、不審船は停船の呼びかけに応じなかった。追跡を始めた巡視船は、ついには中国の排他的経済水域にかなり入り込んだところでこの船に機関砲で砲撃を加え、交戦が起きる。後に北朝鮮の工作船だったことが判明するこの船は、追跡を逃れようとして、自爆と思われる爆発を起こして沈没し、乗組員は死亡した。

 一部で報道されたとはいえ、このエピソードは欧米ではたいした関心を集めなかった。だが、それまでの領海侵犯への対応に比べ、日本の海上保安庁がこの事件をめぐってはいつになく果敢な対応を見せたことは大いに注目に値する。事実、●日本の専門家は、巡視船が第二次世界大戦以来初めて外国船を攻撃・撃沈・沈没したことに注目し、「このような事態は、わずか十年前には想像さえできなかっただろう」とコメントした。日本が突然、武力行使をいとわなくなったという事実は、国と防衛に対する日本人の態度が大きく変化していることを物語っていた。

 日本人の態度が変化していることは、二〇〇二年十月に北朝鮮の核開発計画が露見し、その一カ月後に、数個の核兵器を保有していることを平壌が認めると、ますます明確になった。二〇〇三年一月下旬、石破茂防衛庁長官は、(衆議院の予算委員会において)防衛のために必要なら、●日本は先制攻撃も選択肢に入れると発言し、事実上北朝鮮に警告した。彼はロンドンを訪問していた九月十五日にも、「私の主張は憲法からみても問題はない。日本がミサイル攻撃された後に北朝鮮を攻撃するのでは手遅れだ」と発言し、警告を繰り返した。一部の日本政府の有力者やメディアも、日本は、●核武装という選択肢も含めて、防衛体制をもっと強化すべきだと主張するようになった。

 少し前なら、極右勢力を別にすれば、このような議論はおよそ日本では考えられなかったが、いまやこの類の防衛論を耳にすることも多い。この数年来、ワシントンがアフガニスタン、イラク、対テロ戦争に気をとられている間に、アメリカの緊密な同盟国ではナショナリズムの高揚という、ワシントンにとっての、もう一つの大きな課題が生じていたのだ。ともすれば、これが厄介な帰結を招き入れることになるかもしれない。●軍事化して、核武装し、対外的に果敢な姿勢をとる日本が出現するのは、この国の近隣諸国にとっては悪夢だろう。

 したがってワシントンは、東京での事態の推移に早急に関心を寄せる必要がある。北朝鮮がますます敵対色を強めるなか、日本の核武装の可能性は今後ますます高まっていくかもしれない。だが日本のナショナリズムが純然たる悪というわけではない。それどころか、ナショナリズムは、切実に必要とされている経済改革支持に向けて市民を動員する大きな手立てになるかもしれない。日本におけるナショナリズムの復活という現象がどうなるかも、その意味合いもまだ曖昧だが、一つだけ確かなことがある。それは、日本でのこうした現象の高まりに目を向けないことが、アメリカにとって最悪の間違いであるということだ。
                 全文はSubscribers' Onlyで公開>>
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        ★ 自己防衛の権利は、小さな虫にも有ります。

● やっと気付いた御目出度い人たち。世界は自己防衛の権利が無いと思っていたようである。

● ● 軍事化して、核武装し、対外的に果敢な姿勢をとる日本が出現するのは、
    この国の近隣諸国にとっては悪夢だろう。”はひどい誤解でしょう。
   
◎ 悪の帝国・中韓朝を抑制するのは日本の正義であり、世界の為なのです。


         ★ 正義の味方日本は鉄腕アトム

● 悪夢に成るのは、中韓朝だけである。正義の戦士は歴史上、日本以外はあり得ません。
  その他全ては、悪の侵略であり、日本のみが正義である事は歴史が示しています。

● 其処に気付く分析者が、フォーリンアフェアーズに一人でもいれば良いが、期待するは
  まだ早いかな。何せ世界の支配者層とやらは、他人の立場に立ったことがないで
  しょうし、又自分が悪の帝王と思われているとは思っていないようですから。


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