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最後の主役がそろったか?・ユーロ圏ドイツと中共

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★ http://thutmose.blog.jp/archives/54488929.html


2016年02月11日00:54


ドイツ最大のドイツ銀行が経営破綻危機 利払い不能の恐れ


ドイツ銀行はメルケル首相の指示で、VW倒産を防ぐ為1兆円を融資した

このように長年ドイツ政府の借金を銀行に肩代わりさせてきた結果、破綻の危機に陥っている。
1444752985181
引 用:http://america.aljazeera.com/content/ajam/opinions/2015/10/vw-has-run- out-of-ideas/jcr:content/mainpar/adaptiveimage/src.adapt.960.high.volkswagen_a.1444752985181.jpg


ドイツ銀行はドイツ政府の意向に従って乱脈融資する銀行として知られていて、経営悪化が囁かれていました。

ドイツの健全財政とはなんの事は無い、政府の借金を銀行に押し付けて、健全に見せかけていただけでした。


ドイツ最大の銀行が破綻危機

ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行が経営危機に陥り、不良債権と巨額負債を抱えているのが分かりました。

日本でいえば三菱や三井銀行が経営破たん危機に陥るような事態で、ただごとではありません。

同社は2015年度に67億9400万ユーロ(8832億円)の赤字になったと発表されました。


世界はリーマンショックを乗り切ってこの数年、好景気を謳歌したので、同じように乗り越えられるように見えます。

だが2007年と現在の大きな違いは各国、特に米国の金利が超低金利になっている事です。

リーマンショックで国家破産しそうになった米国は、FRBのバーナンキ議長が空前の金融緩和を実施しました。


毎週のように数兆円規模の国債買い取りや資金供給を実施して市場に現金を流し、その結果株価は持ちこたえ経済は回復しました。

アメリカは物価上昇率より政策金利が低い「マイナス金利」になり、2015年12月にやっと最初の利上げを実施しました。

米国政策金利は2016年2月現在、0.5%なのでゼロ金利にしても0.5%しか下げる余地がありません。


サブプライムショックが発生した2007年8月には米政策金利は5.25%あったので、0.25%まで5%も下げる余地がありました。

仮にドイツ銀行がリーマンブラザースのように破綻しても、アメリカは何もできないのが分かります。

事情は欧州の中央銀行ECBも同じで、アメリカよりさらに低い0.05%の政策金利となっています。


健全どころか借金で火だるまのドイツ

金利を下げる以外にも、国債を買い取るとか、FRBがやったようにジャンク債や倒産した企業の社債まで買い取ることは出来ます。

しかし2007年頃とくらべて、政府や中央銀行が取れる対策は、ほとんど無くなってしまいました。

それにリーマンショックから脱出する為、多くの国は国の借金を増やし、OECD平均で265%に達しています。


日本の公的債務は1000兆円あると財務省が言っていますが、欧州やアメリカやアジア諸国も、同じように借金を抱えています。

日本が政府に借金を集中させているのに対し、ドイツなど欧州は民間銀行に借金を押し付けています。

例えば鉄道会社に巨額債務があるとして、それが国営鉄道なら国の借金、民間会社なら民間の借金で、最終的には銀行の不良債権です。


日本はGDP比200%の借金大国だが、ドイツ政府は無借金という報道が数ヶ月前にされましたが、大嘘もいい所です。

三菱、三井、みずほ、郵貯など日本のメガバンはどこも黒字で、儲かって笑いが止まらないほどです。

対照的にドイツ、イギリス、フランスなど欧州の大銀行は殆どが巨額債務や不良債権を抱え、どこも火だるま経営を続けています。


日本は借金を政府が借りた事にしているし、ドイツは借金を民間が借りた事にしているという、ただそれだけの違いなのです。

日本は政府が借りているので悪い、ドイツは政府の借金がないから立派、こんな事を言う評論家ほどテレビでは受ける。

誰が借金しようと、その国の借金には違いないので、政府が借りていようが民間が借りていようが同じです。


高リスク商品を販売し利払い不能の危機

OECDの理事長によると、欧州の銀行は1兆ユーロ(130兆円)の支払い滞納金を抱え、表に出さない不良債権を抱えていると指摘している。

バブル崩壊後の日本で隠し債務がボロボロ出てきましたが、欧州の銀行が正に今そうなっています。

ドイツ銀行の株価は去年末から半値にまで下落していて、なおも暴落を続けています。


ドイツの銀行グループは去年、不正ディーゼル騒動を起こしたVWの倒産を防ぐ為、1兆円以上の緊急融資を行いました。

VWがこのまま倒産しない保証は無く、ドイツ政府の保証もないのに、政府の指示に従って融資しました。

ドイツの銀行は万事がこの調子で、政府の意向に従ってろくに審査もせずに大金を貸し出しては焦げ付いています。


リーマンショックの原因はサブプライムなどを組み合わせたデリバティブという金融商品が破綻した事でした。

要するに信用出来ない相手にお金を貸したり投資する代わりに、投資家は高い利回りを受け取るもので、サラ金・闇金と同じです。

ドイツ銀行はハイブリッド債という商品を売って、このサラ金・闇金商売に手を染めていました。


この手のものは世界経済が好調なら面白いほど儲かりますが、不況になると信じられないほどの損失を出します。

ドイツ銀行は1兆4000億ユーロの高リスク残高を抱えていて、16年と17年の利払い不能になるのではないかという不安をもたれている。

日本政府は4つの巨大銀行を儲けさせる為、政府が借金を背負ったが、ドイツでは政府が健全財政に見せかける為、銀行に借金を背負わせた。

その結果がこういう状況になっていて、本当に経営危機に陥れば、ドイツ政府が救済するか国営化するでしょう。
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● やはり今回最後の主役は、ユーロ圏ドイツと中共になりそうです。
  勿論ギリシアから始まる、南欧の危機が収まっているわけではないですが、
  話題としては下火となっています。

● 今回の暴落=15年6月からの暴落の主役は、中共の株崩壊が主役に指定されましたが、
  後半の主役=ドイツ銀行の登場と言う事でしょう。この様なインサイダー
  情報があれば、暴落に巻き込まれることも少ないでしょうが・・。

● いずれにしろ、今年の末、又は2017年の初期に最後の暴落を予想していますので、
  私も主役探しをしていましたが、その最大の主役の登場と言う事なのでしょう。

● 勿論、ギリシア・南欧や中共も当然のごとく、副主役となるのです。今回の日経平均の底が
  14000円前後か15000円前後になるかは不確かですが、いずれにしろ3月から
  ガンガンと上がるのが想像できます。

● 主役と非難された国は、今回大々的な金融緩和が求められます。強大企業や
  国家は破たんさせるわけにはいかないでしょう。ドイツの心変わり=
  緊縮財政からの転換とソロスに踊らされた中共の両者の大々的
  金融緩和が期待できそうです。今回最後のバブルです。

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◆ サイクルはいろいろな要素が重なりあいますから、前も書いたように大きな流れは
  典型的なサイクルを取りますが、小さいサイクルは雑音が多くて、
  右往左往します。

◆ 30年㌟は、経済の基本サイクルで、別名南北㌟ともいえるでしょう。つまり15年間の
  先進国の上昇㌟は、基本的には資源国=南の下降サイクルとも言えます。
  逆に言えば、資源国の上昇㌟=商品バブルは先進国の下降サイクルです。

◆ USAを例にとれば、1966年から始まった不況、スタフグレーションの開始は、最後は
  金価格が1㌉800㌦を超えた商品バブルを作りましたが、1982年から始まった
  USAの好景気=先進国のバブルは、ほぼ2000年まで続き、USAを酔わせました。

◆ 2000年の段階で、金は1981年から徐々に低下して、250㌦/1㌉前後まで落ちています。
  2000年からUSAは不景気に落ちましたが、逆に金価格は2011年の1900㌦/1㌉
  まで上昇しています。しかしこの価格は、波動の第③波の終わりと
  思いますから、最後の⑤波が残っているという事です。

◆ つまり先進国の好景気の直前まで、商品価格は暴騰するのです。金が最後のバブルで
  2018年前後までに、6000㌦/1㌉まであがるであろうと予測するのは、
  逆に言えば、株価がその時点で最低になると言う事でもあるのです。

◆ そして先進国の景気の調整は終わり、2019年前後から最後の上昇波動に乗る事を意味するのです。
  その時期が金利のサイクルにも書かれている時期でもあるのです。
  30年㌟は、株と金は逆サイクルを作る事を意味します。

◆ しかしさらに4~5年㌟やそれよりも小さなサイクルが有りますから、小さいサイクルでは
  株の上昇と金価格の上昇が重なったり、逆に株価の大暴落の初期では
  金もつられて大暴落をします。

◆ そして今の株価の大暴落の最後の底=第④波の底を待たずに、金価格の回復が
  始まります。その現象が去年の金価格の低下と、6月からの株価の低下が重なっているのでしょう。
  つまり、株価の暴落で損をした人が、一時的に金をも投げうるのです。

◆ そして、株の回復よりも先に、金が去年の12月から回復して、株はまだまだ暴落を
  続けているのでしょう。しかし株もそろそろ底なのです。又は底を打ったのです。

◆ 今年の最後の株価の上下しながら上がる波に合わせながら、金価格も上下して上がると
  予想できます。そして今回最後の株価の大暴落時には、金価格もつられて、
  下がりますが、株価よりも早期に回復して、最後の金のバブルを
  作るのです。その頂点が2018年前後であり、6000㌦/1㌉なのです。

◆ 株が暴落すれば又はその前から、抜け目のない投資家は投資を引き揚げます。
  そのお金を遊ばせるわけにはいかないので、その資金を商品投資や
  国債投資に回します。それが商品の大暴騰を招くのです。

◆ 金は6000~10000㌦/1㌉、石油は数百ドルまでと予想します。つまり今あなたが
  原油を20ドル/1バレルで買えば、2-3年後は10倍を超える利益が
  見込まれるのです。

◆ 株価の大暴落は避けようのない自然サイクルですから、支配階級と言えども
  防ぎ様がないのです。ただし彼らは前もって情報を持っていますから、
  買い時や売り時を的確にあてたり、または誘導したりして膨大な
  お金を稼ぐのです。これが支配階級というインサイダーの利点です。

◆ 同時に国債も安全資産として、買われますから国債金利は下がるのです=
  価格は上がる。株価の大暴落時はFRBも金利を下げざるを得ないですから、
  去年と今年の金利の上昇は、来年は、失敗した金利の上昇と言われるのです。

◆ しかし、FRBの金利の上昇も、2014年末からの金融緩和の停止と市場からの
  資金の回収も全ては、2017年前後の最後の大暴落への備えなのです。
  つまり出口戦略とは、暴落の予告の事なのです。

◆ ジムロジャースも語ったように、三度目の金利の上昇が最後の大暴落の合図と
  言えます。去年末は第一回目の金利の上げですから、最後の暴落は
  まだ先と言う事です。しかし第二回目の金利の上げからは、
  要注視の時と言えます。

◆ 従って、国債を扱っている小幡某さんが文句を言うのは、投資家としては失格と言う事です。
  大暴落の後は、投資家が競って、国債を買いますから,国債価格上がって、
  国債投資かは儲けるのですから。

◆ 従って今現在=今年の前半は、貴金属への投資も、最後の株への投資も、国債への投資も
  分岐点と言う事なのでしょう。 

◆ 言えば、2016年末前後の株価の大暴落時は、株をなげうって貴金属へ乗り換える時です。
  貴金属は今から、大暴落に備えて、徐々に上がりますから、ソロス達大物投資家は
  既に買い占めを始めているのです。

◆ そして2018~19年頃は頂点に達した貴金属を売り払って、株価の底で株を買い占めて、
  2029年の最後の株のバブルに向かって、用意するという事です。
  株の底で買う事が出来れば、2029年は株で10倍前後の
  儲けが想定できます。

◆ 但し2029年はUSAなどの先進先輩資本主義国の事です。日本は1990年がバブルの崩壊
  であったことから、位相が少しずれ、早めに次回も大暴落すると予想できます。
  予想では、現在の所、2027年前後を見ています。

◆ つまり、日経では、2018年前後に貴金属から株に乗り換えて、10年前後待てば、2027年前後には
  6~10倍程度の実入りがあると予想できます。取らぬ狸の皮算用でした。


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