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★ http://tocana.jp/2015/09/post_7221_entry.html
世界同時株安→第3次世界大戦へ!? 世界一の投資家ジョージ・ソロスの恐るべき予言は現実となるのか 2015.09.02.
中国・上海株式市場の暴落に端を発した世界同時株安が進行している。中国経済の先行き不安により下落した上海市場は、先月19日より下落幅を一層広め、24日にはストップ安の銘柄が続出する事態となった。これに各国の市場も影響を受け、8月11日~25日にかけて日経平均株価は歴史的な数値となる3000円値幅の下落を記録した。
現在の中国はGDP成長率が大幅に低下し、不動産価格も頭打ちとなり、企業の倒産も相次ぐバブル崩壊状態にある。そして窮地に陥った中国政府が8月に入ってから人民元を4.5%と大幅に切り下げたため、株式市場は大混乱となったのである。
実は中国のバブル崩壊と世界同時株安を予言していた人物がいる。資産家のジョージ・ソロスだ。この人物は、ブダペスト生まれのハンガリー系およびユダヤ系アメリカ人投資家であり、哲学者、慈善家、(自由主義的な)政治運動家としての顔も持つ。そして自身を「国境なき政治家」と称している。彼は1960年代にファンドを立ち上げ、2010年時点の運用資産は270億ドルにのぼるという。
ソロスが中国株に見切りをつけたのは、2015年5月19日の世界銀行ブレトンウッズ会議でのことだ。その席上で、ソロスは次のような恐るべき予言を残したのだ。
「中国経済が衰退期に入れば、第3次世界大戦が起きる可能性もある」
そして彼は、自身の所有するアリババやバイドゥなど中国企業の株を次々と売ったのだ。これまでのところ、世界の株価動向を見る限り、このソロスの予言は現実のものとなりつつあるように感じられる。では、世界同時株安が第3次世界大戦の勃発へとつながる可能性が本当に考えられるのだろうか? ソロスは次のように語っている。
画像は「Wikipedia」より引用
「政治的・軍事的に中国はロシアと連盟を結成し、世界大戦の脅威が一層増す」
現在、ロシアはウクライナ問題で欧米と対立し、アメリカの意図的な原油価格の引き下げにより経済的困難に陥っている。そこで、次のシナリオとして中国とロシアが手を結ぶというのだ。
一方のアメリカは、巨大な軍需産業を抱える国で、軍産複合体に実質的に支配されている。これは定期的に戦争をしなければならないことを意味するが、戦争をするためには敵が必要となる。そこでバブル崩壊の中国を追い詰め、さらに原油安でロシアを追い詰めているとも考えられよう。さらに日本に集団的自衛権の行使容認を急がせているのも、同様の意図ではなかろうか?
第2次世界大戦も世界大恐慌が要因となって勃発した。歴史的に見て、戦争と世界恐慌は連携する。恐るべきジョージ・ソロスの予言だが、果たして今後の世界経済と世界情勢はどう変化するのだろうか? そして、その時に安保法制が成立した日本の向かう先とは――? 魔女である筆者も、しっかり注視していきたいと思う。
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深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表、TR総合探偵事務所で心霊捜査担当。
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● 前回も書いたが、今回は彼らの発言と、世界の株式市場の崩壊の時期との関係を見てみます。
ソロスはユダヤ人という事からも分かるように、現世界支配層・国際金融機関の
インサイダーと言えます。彼の発言には重みがあるという事です。
● リーマンショックでぼろ儲けしたソロスは、USA上院に呼び出されて証言をしています。
そこで彼は、経済は再帰性と言う事で、説明しています。しかし、政治家は
その発言は理解できなかったと思われます。
● ノーベル経済学賞をもらった、クルーグマンでさえも、経済の複雑系=自己組織化の問題を
語るが、それをエリオット波動やソロスのいうように経済の再帰性で語らない
所に、世間の経済学における無知を見る事が出来るからです。
● インサイダーは既に波動を分かっているという事です。つまり、波動の再帰性から見る株式市場の
崩壊と戦争との関係を最も理解しているという事です。さすがソロスと言えましょう。
● その彼の5月19日の発言と、世界の株式市場の崩壊の時系列からの鳥瞰図から、彼らの
世界経済支配状況も分かろうと言うものです。
● つまり、正に彼が2015年5月19日の世界銀行ブレトンウッズ会議で語ったその日に、USAのダウの
調整が始まったのです。徐々に始まりますから、ほとんどは気づかないと思われます。
その後の、6月12日に上海の暴落が始まったのです。日本は6月24日となります。
● しかし、その前から世界の株の調整は始まっている事が見えますから、彼らのインサイダー・
スポークスマンとしての重要性が理解できると言うものです。
● 4月10日は、豪、スイス、ドイツ、フィリピン等の株価の調整が既に始まっているのです。
4月15日は、シンガポール、4月23日は韓国等の調整が始まっているのです。
● これらを改めて時系列で見れば、彼の支配階級のスポークスマンとしての地位が分かろうと
言うものです。ゴールドマンサックスと同様、彼らの一挙手一投足が
投資の世界には重要と言う事なのです。
● しかし、波動の分析は複雑で難しい分、分析する人により見解が著しく異なります。
それが、エリオット波動の最大の欠点と言えるでしょう。だからその株式市場の
転換点を見るには、波動そのものが最も重要であるが、支配層の動向も
重要となるのです。
● 10年㌟や3~4年㌟等は、USAのスパコンでの解析で、すでに多くの人に知れ渡っていますが、
それより大きいサイクルは、巷ではコンドラチェフサイクルしかありません。
● 従ってその間のミッシングサイクルは自分で探すしかないという事になります。
私が見つけたサイクルは、基本は30年㌟とそのX3とさらに、それのX3があります。
● つまり、30年サイクルを基本として、90年㌟と270年サイクルが最も重要と言う事です。
コンドラチェフサイクルは略、60年㌟なので、30年サイクルの二倍と言う事です。
それが金利のサイクルの見られることから、60年㌟も重要と言う事になります。
● 今までのネットサーフィングからいえることは、30年㌟や90年㌟や270年㌟の重要性を
説いた主張は殆どないという事です。
● USAの過去200年余の株価の波動を見れば、30年サイクルの重要性は一目瞭然です。特に
インフレ調整をした後の株価は、きれいなサイクルが見られます。
● 今までも書いてきましたが、ソロスや世界支配層の見解と私の見解が異なります。
特に2000年から始まっている調整の解釈が異なります。
● つまり、彼らは2000年からの調整が前回の世界恐慌から、略60年(実際は70年超しますが)・
つまりコンドラチェフサイクルサイクルに一致することから、世界恐慌と
第三次大戦を予測していると思われます。
● その予測が間違いであることは、毎度書いていますが、今回もそれを強調したいという事です。
彼らの間違いの大きな問題点は、
❶ 30年サイクルが最も重要と言う認識がないこと。しかしエリオット波動の
一部研究者はその30年サイクルの重要性を見ている人もいます。
❷ 従って30年サイクルが重要と言う事になれば、エリオット波動から必然的にX3とさらに
そのX3は重要と言う事になります。つまり、90年㌟と270年㌟と言う事です。
従って90年で巨大な崩壊が起こるという事が分かります。さらに270年で
もっと巨大な崩壊が起こるのは必然と言う事になります。
❸ 270年㌟は過去の歴史的検証から、体制の崩壊と言う事は見て取れます。そこまで読めない
事が今回の彼ら支配階級の間違った世界情勢分析と言う事につながっているのです。
つまり、今回世界恐慌と第三次大戦の危機と言う間違った予測です。
❹ もう一つの問題点は、たとえ90年㌟が重要と理解しているエリオット波動分析専門家でも、
分析の混乱が見られるのが、1919年から1949年までの波動の分析です。この混乱が、
専門家に見られることが、支配層の分析にも影響していると思われる事です。
❺ つまり、1919~1949年の30年間の波動の解釈の相違です。私のこの30年間の分析は、USAの
1776年から始まった、90年スーパーサイクルの第(Ⅲ)波の崩壊と分析しています。
第(Ⅲ)波の最後の30年サイクル第((Ⅴ))波の崩壊です。
❻ しかし、USAの専門家の多くは、このスーパーサイクルの終わりは、1929年の崩壊から
わずか数年で終わったと解釈しているようです。私はその崩壊の波は、1949年まで
続いていると分析しています。そこが大きな分析の相違点なのでしょう。
❼ 言い換えれば、1932年7月の底で、1929年からの崩壊は終わったと誤解している事です。
2000年からの30年㌟の調整は2015年の今も続いている事からも分かるように、
調整には時間がかかるのです。平均はほゞ15年かかります。
❽ 1929年のバブルの開始も問題になります。私の分析では1919年からわずか10年でバブルが
とその崩壊が起こったのです。その調整・癒しには戦争が関わっているのです。
❾ つまり、インフレ調整すれば見やすくなるが、1949年まで調整は続いているのです。
第4波調整は、よくトライアングルが見られます。またトライアングルがあれば
それは第4波=第3波の調整波と言う事なのです。
❿ 恐慌後の調整は、実は巨大なトライアングルという認識がないことが大きな分析上の間違いを
生むのです。つまり1932年の底から、次のサイクルが始まったと分析をする事になります。
⓫ そう分析することで。1966~1982年の調整期間をサイクル第((Ⅳ))波と誤解して、
さらに今回の2000年からの調整を、最後の第((Ⅴ))波の崩壊と見るのです。
それが彼らの恐慌と第三次大戦の発言につながるのです。
⓬ さらにコンドラチェフサイクルを最も重要と判断することにより、ますます今回の崩壊を
世紀の大崩壊=世界恐慌=第三次大戦と誤解するのです・すべては世界恐慌時の
30年波動(1919~1949)の分析間違いから生まれるのです。
⓭ これは、2007年の崩壊・リーマンショックの対処に、世界恐慌の専門家・バーナンキが
FRBの議長になり、巨大な金融緩和をしたことからも分かります。そのつけが、
2000からのUSA株価の珍しい波動となるのです。つまり、調整期間なのに
2007年は2000年よりも株価は高く、同時に2015年の株価は2007年の
株価よりも高い、拡大型トライアングルとなるのです。
⓮ 大崩壊を防ごうとした、今回の過剰な金融緩和が、次回のバブル、2019~2029年の最後の
巨大なバブルを生むのです。丁度1919年から10年駆けて1929年までにバブルを作った、
世界恐慌の時と似ていると言う事です。
⓯ 前回のバブルは1913年に出来たFRBの大金融緩和の性と思われますが今回の2019~2029
年の大バブルは、2013年からの日本の大金融緩和の性とされるでしょう。つまり今の
異次元の大金融緩和が、2019年からの資本主義最後の大バブルを作り、西欧に
止めを刺すのです。100年後の呪いと言う事になるのでしょう。
⓰ それは日本資本主義の製造業が、西欧の製造業に止めを刺すのと同じ事です。前回の
第二次大戦の、エリオット波動的オトシマエと言う事です。
⓱ 前回はスーパーサイクル第(Ⅲ)波の崩壊で、第二次大戦が起こりましたが、今回は
スーパーサイクル第(Ⅴ)波の崩壊ですから、前回よりも桁が異なるという事です。
それが私のいう、内戦型第三次大戦と西欧資本主義の崩壊と言う事になります。
⓲ ソロスたちの予測は今回は外れますが、次回には確実に起こるというのが、波動の分析です。
現在の世界の混乱は、支配階級の波動分析の間違いから起こるというのが私の見解です。
⓳ しかし、彼らが正確に分析すれば、今回はこのような混乱は起こらなかったかもしれないと
言う、歴史のIFは勿論有りえませんが、たとえ彼らが分析できなくても、波動は
法則通り進むという事が、エリオット波動の偉大なところです。
⓴ クルーグマンさんも後30年長生きできれば、自己組織化とその意味も
理解できると言うものです。
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