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日米開戦の責任は米国 9月2日(水)
新華社通信は25日、「昭和天皇は中国への侵略戦争と太平洋戦争の発動を
指揮した侵略戦争の張本人だ」とした上で、「昭和天皇は亡くなるまで日本が
侵略した被害国と国民に謝罪を表明したことはなかった。その皇位継承者は、
謝罪で氷解を、ざんげで信頼を手に入れなければならない」と主張した。
(8月28日読売新聞)
中国のこのような非礼極まりない報道に対してはいつもハラワタが煮えくり
返ります。なぜ日本は中国のウソの対して本当の歴史を主張しないのか?
近現代史の真実を知れば知るほど日本は断じて侵略国家ではありません。
今回は日本が何故、支那事変(日中戦争)太平洋戦争の泥沼にはまりこん
で行ったかを検証します。
戦後、左翼史観で近現代史全体を日本悪者論に仕立てあげた捻じ曲がった
教科書で育った人たちに真実を知らせることは非常に重要なことです。
当時地球の隅々まで隙あらば手を伸ばし植民地化しようと企んでいる欧米列
強がひたひたと日本に迫ってきたのです。アジア諸国が次々列強の手に落ち
るのを見て、よちよち歩きの明治政府は恐怖で緊張していたはずです。この
ような国際状況を踏まえて日本の近現代史を見なければ真実はみえてきま
せん。
この当時の世界は地球の面積のほとんどを白人が支配しており、大多数の
有色人種は奴隷のような境遇に甘んじていたのです。有色人種の主権国家
は全世界で、日本、トルコ、タイ、エチオピアの4国しかなかったのです。
日本を欧米諸国の草刈場にさせないために、列強の隙をついて、同じ土俵
で生きる以外に自衛の道はなかった。このような国際状況を踏まえて日本
の近現代史を見なければ真実はみえてきません。
そして日本はアジアの端っこにある黄色人種だということです。白人から
見れば日本など植民地にして当然であり、早い者勝ちの領土なのです。
次の文章はある著名な知識人が書いた一文です。
「大東亜戦争の目的それ自体を俎上にのせ、満州事変以来の軍国主義的
支配を敢行して国を滅ぼした指導者を徹底的に糾弾しなければ真の反省し
たことにならない」
もしこの作者が目の前にいたら私は聞きたい、「あの当時欧米列強で軍国
主義でない国がありましたか?」と言ってやりたい。そして大東亜戦争で日本
が掲げた目的はアジア諸国の解放です。欧米が唱えたスローガンは民主
主義、自由主義、民族自決、門戸開放でしたが、しかし戦前のアジアで欧米
は決して民族自決を許さなかったし、民主主義も、自由主義も欧米の手で
導入されたアジアの国は皆無です。門戸開放も植民地から搾取するためです。
偽善もはなはだしい。
日本は戦前も戦中も「アジア解放」唱えたことは紛れもない事実です。昭和
17年シンガポール攻略直後に東条首相はアジア各国の独立を呼びかける
「大東亜宣言」を行なっています。日本は戦いに敗れましたが戦後アジア
諸国は欧米から続々と独立出来たことも事実です。日本の理念は決して
間違ってはいなかった。
それなのに欧米の主張が真実で何故日本の主張が侵略のための偽善で
あると糾弾するのですか? 日本の戦争映画はテレビドラマも含めてほとんど
軍国主義を糾弾し、国民の悲惨な状況と、日本は民主主義の伝統をなくして
いたから侵略戦争を犯したという自虐史観と、悪いのは日本人自身で自己
反省すべきだといったこのうえもない自国蔑視で貫かれています。
そしてほとんどの資料は、日清・日露の大勝で傲慢になり道を誤り、一貫し
て他国を侵す犯罪の道だけを歩み、アジア諸国民に多大の迷惑をかけたと
記述しています。
このような日本の侵略戦争史観と日本罪悪論で子供たちを戦後教育してきた
左翼と日教組の罪は万死に値します。
われわれは戦後教育の中で、日本はなぜ戦争をしたかという反省の問いか
けばかりですが、アメリカは日本がロシアに大勝した時点から日米決戦の
準備を着々と重ねてきたという事実を知らねばなりません。
アメリカは日露戦争後、オレンジ計画(1919年に非公式に立案)という対日
戦略が練られ、毎年のように作戦を練り直されていたことを我々日本人は
知らねばなりません。
アメリカは後進国である日本が強国ロシアに勝てるはずがないと思っていま
した。日本が大敗を帰する前に仲裁をして、日本に恩を売りロシアの南下政
策で中国利権の拡大を抑えるのが目的でした
アメリカの新聞も反日運動を誘導して対日感情は極度に悪化していきました。
白人のロシア帝国をサルに近いとされてきた黄色人種が破ったのです。その
事実は白人国にとってまさに衝撃でした。この気持ちは白人でない限り理解
できないと思います。はっきり言って抜きさしならない人種差別だったのです。
白人達は有色人種を自分たちよりはるかにレベルの低い人種であると信じ
きっていました。ところが日本移民の仕事ぶりを見たアメリカ人はその合理
性と技術革新を巧みに組み合わせる能力に驚かされました。
白人は日本人の能力に恐れを抱き、米黒人もまた次第に日本人を妬むよ
うになってきました。白人たちの黄禍論の本質が見えてきたと思います。
日露戦争から第一次大戦をへてヴェルサイユ講和条約、ワシントン会議、
そして日米激突までの流れを見ていますと日本がアメリカに追い込まれて
行く様子が手に取るように見えてきます。
日露戦争以後、突然手のひらを返したように日本を「白人国ロシアを倒した
好戦国日本」「危険な侵略国家日本」というアメリカの誇張宣伝を内外に
広めていきました。
アメリカの目的は最初から明らかに日本を叩き潰すことであり、太平洋の覇
権です。そのために正義は常にアメリカ側にあるような誇大宣伝をしたのです
アメリカのルーズベルト大統領は日本の連合艦隊が突然襲ってくるという根
も葉もない噂をマスコミを使って盛んに流した、それはアメリカ社会を津波の
ように押し流して行きました。
それに同調するように世界の白人国は、日本をリーダーとした有色人種が
白人にとって代わる恐怖を見たのです。
白人たちは長年にわたってアジア人を奴隷としてこき使い搾取し、アジア人
を殺害しても法律に触れることはなかった。その恨みをアジア人の代表とし
て日本人が白人に襲いかかってくるというデマが白人社会に衝撃をもって
広がっていきました。
アメリカのマスコミは「発達する日本の背後に中国の4億人のパワーと資源
が結集されれば白人世界は確実に窮地に陥る」という黄禍論を唱え、欧州
だけでなくカナダやオーストラリアまで排日論が広がっていきました。
何故白人はこのような有りもしないデマに怯えたのか?それは日本は世界
の強国であるロシアに勝ってしまった。世界から見れば、世界屈指の大国に、
あの小さな極東の国が勝つなど夢にも考えられなかった。
最初日露戦争直後は白人も有色人種も世界中が沸き立った。しかし白人達
は冷静に考えれば黄色人種が白人に勝利したことに彼らは愕然としました。
それがどれくらい大きな恐怖を白人社会にもたらしたかは、日本人には理解
できない。
アメリカ国務省は議会に対して「黄色人種と白人との間の人種戦争がおこり、
まもなく白人の存在そのものを脅かすことになるかもしれない」と警告して
います。
アメリカ国内ではこのような黄色人種でありながら列強の一国になり、発展
を遂げる日本に対しての脅威論が猛威をふるい始めていきました。
このように太平洋での戦いの原因はほとんどアメリカ側にあるといっても
言い過ぎではありません。アメリカの目的は最初から明らかに日本の攻略で
あり、太平洋の覇権であり、中国権益の拡大です。そのためにアメリカは日本
にあらゆる挑発を仕掛けてきました。
アメリカが日本を押さえ込みにかかった決定的な出来事が1921年のワシン
トン会議です。この会議はアメリカが提唱して、日本、イギリス、フランス、
イタリア、オランダ、ポルトガル、ベルギー、中国とアメリカの9ヵ国が参加し
ました。
この時も「国際平和」と「国際正義」という言葉で会議をリードしていった
のはアメリカでした。一番目のテーマは海軍軍縮問題でした。この会議で
米・英・日の主力艦隊の比率が「5・5・3」と決められました。当然3の日本
は弱体化します。日本は正直に米英の5に対して3にすべく軍艦を廃棄して
います。しかし米英が軍艦を廃棄したという情報は全くありませんでした
この会議で山東省の中国返還がきまり、満洲における日本の特殊地位を
承認した協定が廃棄されました。このように日本の中国進出の既得権は
全て否定され、中国への可能性はすべて封じられました。そしてこの会議で
正式に日英同盟が廃棄されました。
ワシントン会議において日本の躍進を封じられ、第一次大戦で手に入れたも
のを全て吐き出すように強制されました。このワシントン会議以降から日本
は孤立化していきます。アメリカは日本を叩き潰すチャンスを20年間待ち続
けます。